開催日 | 2025年8月28日(木) |
---|---|
開催地 | Web |
【開催日時】
2025年08月28日(木) 13:00~16:00
【講師】
(株)ファーママーケティング研究所 代表取締役社長 山谷 長治 氏
《ご専門》
プロダクトマーケティング
《ご略歴》
1986年 日本チバガイギー(株)(現ノバルティスファーマ(株)) 営業本部(MR)
2001年 ファルマシア(株)(現ファイザー(株))循環器領域マーケティング部
MCS (Marketing Communication Specialist)
2003年 日本ベーリンガーインゲルハイム(株)マーケティング本部
CNS領域(抗パーキンソン病薬)プロダクトマネージャー
中枢神経領域プロダクトマーケティング部 部長
ロンチレディネスオフィス オフィスマネージャー
糖尿病領域プロダクトマーケティング部 部長
2014年 アッヴィ(合)スペシャリティー事業本部 CNS事業部 事業部長
2018年(~現在) (株)ワンピースプランニング CMO
2023年(~現在) (株)ファーママーケティング研究所 代表取締役社長
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【受講対象・レベル】
・医薬品マーケティング基礎編
・最近、医薬品マーケティングを担当した方
・STP理論をあらためて整理したい医薬品プロダクトマネージャー(PM)
・(経験はないが)医薬品マーケティングに興味のある方
【習得できる知識】
・医薬品マーケティングに必要な基本知識
・ブランドプラン作成プロセスと重要なフレームワーク
・STPの基礎とその関連知識
【趣旨】
近年、価値観やライフスタイルの多様化が進み、それに伴って価値創造や市場創造へのニーズが一層高まっています。こうした変化に柔軟かつ戦略的に対応するためのマーケティングの機能や役割への期待はますます大きくなっています。
このような潮流は、医薬品業界においても例外ではありません。急速に進む新規モダリティーの実用化、患者の治療に対する期待や希望の多様化、治療法選択に関わるディシジョンメーカーや意思決定プロセスの変化など、事業環境は大きな転換期を迎えています。そうした中で、中長期事業戦略の柱ともなる製品戦略を構築するマーケッタの責任と重要性は、これまで以上に増しています。さらに、日々の業務に加えて、進化を続けるリサーチ手法、プロモーションチャネルやデジタルツールをはじめとするプロモーションツールの情報を常にキャッチアップし活用していくこともマーケッタにとって不可欠な活動となっています。このように、われわれマーケッタの役割は広範囲にわたり、より専門性と実践力が問われる時代に突入しています。
本セミナーでは、医薬品マーケティングの基本編として、特にプロダクトマーケティングに携わる方々を対象に、日常業務に役立つマーケティングの基本知識と、製品戦略立案に活用できる実践的なフレームワークをご紹介します。中でも今回は、ブランドプラン策定において重要な分析手法の中からSTP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)に焦点を当て、関連性の高いトピックもできる限り取り上げながら、医薬品業界で働くマーケタとしての新たな視点や気づきを得ていただくことを目的としています。本セミナーが、より効果的かつ効率的なブランドプランの作成につながり、「マーケティングで日本の医療に貢献したい」という想いを持つマーケッタの皆さまの一助となれば幸いです。
【プログラム】
Part 1 Marketing Basic ~そもそもマーケティングとは ~
1-1. マーケティングの歴史 ~世界初のマーケティングは「越後屋」だった~
1-2. マーケティングの定義
1-3. 今、マーケティングが注目されている理由
・マーケティングの機能 ~価値創造、市場創造~
・マーケティングの対象
1-4. マーケティング活動の流れと具体的な行動
Q1:医薬品マーケティングは特殊だと聞きますが、
他の業種のマーケティングと何が違うのですか?
Part 2 Brand Plan Creation
2-1. 医薬品ブランドプラン作成プロセス(例)~Brand Plan Creation Flow~
2-2. 医薬品ブランドプランコンテンツ
Q2:製品戦略を作成するための
必須フレームワークにはどのようなものがありますか。
~経営戦略/製品戦略のための代表的なフレームワークとテンプレート~
Part 3 Segmentation, Targeting, and Positioning (STP)
3-1. そもそもSTPの目的は
3-2. セグメンテーション ~市場を切り分ける~
・市場の定義と競合の考え方
・「市場が増える」とは:医薬品の事例
・ボトルネックを知るCustomer Analysis by Decision Point
3-3. ターゲティング ~勝てそうな市場を特定する~
・そもそも、なぜターゲティングが必要なのか
・目標値設定のための売上の分解 ~売上げの方程式~
3-4. セグメンテーション&ターゲティング
~ターゲット顧客は何人必要?:医薬品での事例~
3-5. ターゲットと似た言葉、概念
・ペルソナ
・オピニオンリーダーとインフルエンサー
3-6. ポジショニング ~キーワードは差別化~
・そもそも、なぜ ポジショニングが必要なのか
・ポジショニング・マップ
・ポジショニング・ステートメント
・ポジショニング展開の3つのミス
・良いポジショニング、悪いポジショニング:医薬品での事例
3-7. STP事例とSTP作成プロセスのコツ
Q3:セグメンテーション&ターゲティングは、
すべての製品・サービスにおいて必須の概念なのですか?
・市場選定の3つのアプローチ(非差別化、差別化、集中化)
・ターゲットマーケティングとターゲットしないマーケティング
~パレートの法則とロングテールの法則~
Part 4 Miscellaneous
Q4:本当にマーケティングで業績は改善できるのですか?
~マーケティングの失敗事例と成功事例~
Q5:マーケティングを考える時に大切な事はなんですか?
Q6:最近のマーケティングの課題は?
~私たちの顧客は誰? / 最近Patient Centricityが注目されていることの意味~
Q7:医薬品マーケティングで予測される今後のトレンドは?
~新規モダリティーの実用化が及ぼすビジネスモデルの変化~
Q8:医薬品マーケッタが、マーケティング以外に身に
着けておくべき知識、スキルにはどのようなものがありますか?