開催日 | 2025年5月29日(木) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2025年05月29日(木) 12:30~16:30
【講師】
メド・スパーク・コンサルティング 代表 松本 明男 氏
ご経歴:
1980年 大阪大学理学部生物学科を卒業し、藤沢薬品工業に入社。
藤沢薬品では、事業開発、新規事業企画、製品戦略、提携会社との
アライアンスマネジメント、米国子会社及び欧州子会社での事業企画などの
幅広い業務を経験し、グローバル市場も含め、数多くの自社開発パイプライン、
販売提携品、導入候補品の事業価値評価とポートフォリオマネジメントを担当。
2005年 アステラス製薬の製品戦略部にてポートフォリオ戦略の策定を主管。
2009年 参天製薬の製品企画室長として、事業価値評価、ポートフォリオ戦略の策定、
グローバルマーケティングを主導。
2017年~現在
メド・スパーク・コンサルティングを設立し、研究開発の生産性向上などの
プロジェクトの支援、事業価値評価やポートフォリオマネジメントなどの講演活動。
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
長期に亘る研究開発投資を必要とする医薬品のビジネスモデルは、個々の研究開発プロジェクトの開発マイルストーンにおいて、段階的に、開発リスクと事業機会を見極め、事業価値の最大化を目指すものです。
しかしながら、新しい治療薬の研究開発や事業化の不確実性は高く、研究開発の各マイルストーンでの高度な事業価値評価と投資の意思決定が求められます。
どの製薬企業も悩みが大きい研究開発プロジェクトの核となるTPP(ターゲット製品プロファイル)の策定、事業価値評価、Go/No Go意思決定に関する「あるある問題」を踏まえ、研究開発プロジェクトの事業価値最大化とポートフォリオマネジメントについて解説します。
【プログラム】
1.事業価値評価の概論
1.1 医薬品事業における事業価値評価の目的と活用
1.2 事業価値評価と事業性評価の違い
1.3 事業価値評価の構成/プロセスフロー
1.4 事業価値評価の組織体制/責任分担
2.事業価値評価の核となるTPP
2.1 TPPの目的と活用
2.2 TPPの策定方法・体制
2.3 TPPの策定を通じた部門横断議論の活性化
2.4 戦略代替案の策定
3. 事業価値評価の実践
3.1 市場性評価・事業性評価の手法と課題
3.2 ディシジョンツリーの活用
3.3 成功確率の設定
3.4 機会とリスクの感度分析
3.5 事業価値の最大化
4.ポートフォリオマネジメントの目的と活用
4.1 医薬品事業におけるポートフォリオマネジメント戦略/マネジメント
4.2 ポートフォリオ戦略策定の重要性の認知
4.3 ポートフォリオマネジメントの「あるある問題」
4.4 研究開発~事業化段階で異なるポートフォリオマネジメント
5.ポートフォリオマネジメントの実践
5.1 ポートフォリオマネジメントのステップ
5.2 ポートフォリオマネジメント組織体制/責任分担
5.3 意思決定の仕組み
5.4 ポートフォリオ分析と資源配分の優先順位付け手法
5.5 ポートフォリオ評価の観点からの個別研究開発プロジェクトのGo/No Go判断
6.投資意志決定
6.1 意志決定のマイルストーンと対象
6.2 Go/No Go判断クライテリアの設定
6.3 事業価値最大化の視点
6.4 ポートフォリオマネジメントの視点
6.5 質の高い意志決定の支援
【質疑応答】