株式会社情報機構

皮膚感作性試験-代替法を含む試験方法とその特徴、留意点-

2024/12/25

開催日 2025年4月24日(木)
開催地 Web

★感作性試験も代替法が主流に!複数の代替法を用いた新しい時代?

■セミナーテーマ
皮膚感作性試験-代替法を含む試験方法とその特徴、留意点-
~OECDガイドライン等国内外最新情報等を踏まえて~
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>

■講師
(一財)食品薬品安全センター 医学博士 小島幸一 氏

■主経歴
 東京工業大学大学院総合理工学研究科生命科学専攻在職後、(財)食品薬品安全センターにて、生化学研究室長、薬物代謝研究室長、免疫毒性学研究室長などを経て、中央試験管理部長、試験部長などを担当。
 医療機器の生物学的安全性試験の試験指導、相談業務などを担当してきた。

■専門分野・研究
医用材料の生体適合性、生化学、免疫毒性、医療機器の生物学的安全性試験など

■関連の専門学会・協会等での活動
日本毒性学会、日本免疫毒性学会、日本バイオマテリアル学会、日本化学会ほか

●日時 2025年4月24日(木) 13:00-16:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
  【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円

  【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
  *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

■講座のポイント
 化学物質等との繰り返し接触によって、アレルギー性の接触性皮膚炎を発症することがあります。そこで、新規化学物質等については皮膚感作性試験を実施して、危害等の発生を未然に防ぐことが求められます。
 皮膚感作性試験は、モルモットあるいはマウスを用いる試験法が長いあいだ用いられてきました。近年、動物福祉やREACH(欧州化学品規則)等による規制などから、動物を用いない代替試験法の開発が進み、2015年からOECD試験法ガイドライン(OECD TG)として順次発出されています。Adverse Outcome Pathway(AOP:有害性発現経路)に基づく主として四段階のKey Event(KE)を経て感作が成立しますが、そのKE1から3のいずれかの段階の変化を指標として代替法が開発されてきました。2024年12月現在、KE1としてin chemico試験法が3種(OECD TG 442C)、KE2としてin vitro試験法3種(OECD TG 442D)およびKE3としてin vitro試験法4種(OECD TG 442D)が発出されています。
 さらに、2021年6月には、in chemico(1種)と in vitro(2種)の組み合わせ、in chemicoと in vitroとin silicoの各1種の組み合わせで2組により評価するガイダンス[Defined Approaches for Skin Sensitisation, OECD TG 497]が発出されました。
 本セミナーでは、皮膚感作性の発症機構と感作性試験について、概要を紹介します。動物を用いるあるいは用いない試験法のうち、代表的な試験法と、新たな考え方による感作性評価の動向について、それぞれの概要と特徴などを踏まえて解説します。

■受講後、習得できること
・アレルギー性接触性皮膚炎の発症機構を知る
・皮膚感作性試験の基礎的手法を知る
・代替法を含めた各試験法の概要を知る
・代替法を含めた各試験法の特徴を知る
・それぞれの試験法が得意とするところ、不得意とするところを知る

■講演プログラム
1.アレルギー性接触性皮膚炎の発症機構

2.皮膚感作性試験の概要

3.皮膚感作性試験法の概要
 3.1 動物を用いる試験法
  3.1.1 Skin Sensitisation (OECD TG 406)
    ・Guinea Pig Maximisation Test
    ・Buehler Test
  3.1.2 Adjuvant and Patch Test
  3.1.3 Skin Sensitization
    ・Local Lymph Node Assay (LLNA)(OECD TG 429)
    ・Local Lymph Node Assay: DA (LLNA: DA)(OECD TG 442A)
    ・Local Lymph Node Assay: BrdU-ELISA or -FCM (LLNA: BrdU-ELISA),(LLNA: BrdU-FCM)(OECD TG 442B)
 3.2 動物を用いない試験法
  3.2.1 Assays addressing the Adverse Outcome Pathway key event on covalent binding to proteins: (OECD TG 442C)
    ・The Direct Peptide Reactivity Assay (DPRA)
    ・The Amino Acid Derivative Reactivity Assay (ADRA)
    ・The kinetic Direct Peptide Reactivity Assay (kDPRA)
  3.2.2  Assays addressing the Adverse Outcome Pathway Key Event on Keratinocyte activation (OECD TG 442D)
    ・The ARE-Nrf2 luciferase KeratinoSensTM test method
    ・The ARE-Nrf2 luciferase LuSens test method
    ・The Epidermal Sensitisation Assay - EpiSensA
  3.2.3 In Vitro Skin Sensitisation assays addressing the Key Event on activation of dendritic cells on the Adverse Outcome Pathway for Skin Sensitisation (OECD TG 442E)
    ・Human Cell Line Activation Test (h-CLAT),
    ・U937 cell line activation Test (U-SENSTM),
    ・Interleukin-8 Reporter Gene Assay (IL-8 Luc assay)
    ・Genomic Allergen Rapid Detection (GARDTM) for assessment of skin sensitisers (GARDTM skin)

4.新たな動きの概要
 4.1 医薬部外品・化粧品の安全性評価のための複数の皮膚感作性試験代替法を組み合わせた評価体系に関するガイダンスについて(薬生薬審発0111第1号)
 4.2 Guideline on Defined Approaches for Skin Sensitisation (OECD TG 497)
   ・Defined Approaches for Skin Sensitisation Hazard Identification
     2 out of 3 Defined Approach : DPRA, KeratinoSensTM, h-CLAT
   ・Defined Approaches for Skin Sensitisation Potency Categorisation
     Integrated Testing Strategy (ITS) Defined Approach
      ITSv1 DA : h-CLAT, DPRA, Derek Nexus
      ITSv2 DA : h-CLAT, DPRA, OECD QSAR Toolbox

5.まとめ

(質疑応答)

企業情報

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  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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