株式会社情報機構

最新研究事例と共に学ぶ!オルガノイド培養の基本技術とがん研究への応用

2024/11/06

開催日 2025年1月29日(水)
開催地 Web

☆本講演では‘組織幹細胞由来のオルガノイド培養’に照準を絞り、
 第一線で活躍する講師が、豊富な具体例と共にポイントを解説いたします!
☆見逃し配信付をご選択の方は、一定期間内で何度でも復習が可能です。

【テーマ名】
最新研究事例と共に学ぶ!オルガノイド培養の基本技術とがん研究への応用
~発がんモデルの確立や患者由来検体の培養から創薬・個別化医療等への展望へ~


【講師】
千葉県がんセンター 研究所
所長 博士(医学)
筆宝義隆 氏

【経歴】
1994年 東京大学医学部卒 医師免許取得
1994年~1996年 東京大学医学部付属病院・国立国際医療センター病院 内科研修医
1996年 東京大学第三内科入局
2000年 東京大学医学系大学院(消化器内科学) 修了、博士(医学)
2002年 東京大学先端科学技術研究センター ゲノムサイエンス部門 助手
2005年 コールドスプリングハーバー研究所 博士研究員
2009年 国立がんセンター研究所 早期がん研究プロジェクト 室長
2010年 国立がん研究センター研究所 発がんシステム研究分野 ユニット長
2014年 千葉県がんセンター研究所 発がん制御研究部 部長
2019年~ 千葉大学大学院医学薬学府連携講座(分子腫瘍生物学) 客員教授
2022年~ 千葉県がんセンター研究所 所長

【専門および得意な分野・研究】
・分子腫瘍学
・消化器内科学

【本テーマ関連学協会での活動】
・日本癌学会(評議員)
・日本がん分子標的治療学会(評議員)
・日本がん転移学会(評議員)
・日本患者由来がんモデル学会

【日時(オンライン配信)】
2025年1月29日(水) 10:30-16:30

【受講料】
●見逃し視聴なし:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

●見逃し視聴あり:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。

【セミナーの内容】
■講座のポイント
 オルガノイドはミニ臓器とも呼ばれ、培養環境下で生体内のホメオスタシスを半永久的に再現可能という特長を有します。最初の報告以来すでに15年以上が経過し、様々な分野への応用が爆発的に進んでいます。一方、オルガノイド研究は複数の源流を有することもあり、この間の発展とともに研究者により言葉の意味する範囲も拡大し、一部混乱も見られます。
 そこで、本講義では組織幹細胞由来のオルガノイド培養に照準を絞り、特にがん研究分野での利用を念頭に基礎知識から応用可能性や今後の展望まで、具体例をもとにわかりやすく解説いたします。

■受講後、習得できること
・オルガノイド培養全般に関する知識
・組織幹細胞由来オルガノイドを用いた発がんモデルに関する知識
・患者由来オルガノイドを用いたがんの橋渡し研究に関する知識
・オルガノイドを用いた研究の可能性と限界に関する知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)
・研究機関等における動物実験等の実施に関する基本方針(文部科学省)
・実験動物の飼育および保管ならびに苦痛の軽減に関する基準(環境省)
・動物実験の適正な実施に向けたガイドライン(日本学術会議)
・ヒトを対象とする医学系研究に関する倫理指針およびガイダンス
・ヘルシンキ宣言(日本医師会:http://www.med.or.jp/wma/)

■講演中のキーワード
・オルガノイド
・発がん
・創薬
・精密医療
・患者がんモデル

■プログラム項目
1. 2次元および3次元培養の基礎知識
 1.1 平面培養、スフェロイド培養法
 1.2 狭義のオルガノイド培養
 1.3 広義のオルガノイド培養

2. オルガノイド培養とその解析に関連する基本技術
 2.1 初代培養
 2.2 遺伝子導入
 2.3 継代・凍結・解凍
 2.4 核酸・タンパクの抽出と組織学的解析

3. マウスオルガノイドを用いたヒト大腸発がんモデルの確立
 3.1 小腸オルガノイドでのApc発現抑制とその効果
 3.2 ヌードマウス皮下での多段階発がんの再現
 3.3 腫瘍由来オルガノイドを用いた薬剤スクリーニング

4. 多様な臓器での発がんモデルの確立とその応用
 4.1 胆道がん
 4.2 膵臓がん
 4.3 子宮内膜がん
 4.4 卵管がん

5. 患者由来オルガノイド
 5.1 マウスと患者由来のオルガノイドの比較
 5.2 胆膵がん
 5.3 婦人科がん

6. 患者由来オルガノイドを用いたがん研究の動向
 6.1 Xenograftの作成
 6.2 発がんモデル
 6.3 共培養系
 6.4 創薬・個別化医療への応用

7. 質疑応答

企業情報

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  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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