顕微ラマン分光測定装置 LabRAM Odyssey

無希釈で抗体凝集といったタンパク質構造変化の安定性評価ができます

2024/08/14

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LabRAM Odysseyは、深紫外~近赤外領域における高いスペクトル分解能測定を可能にし、サブミクロンスケールの空間分解能、オートメーション機能を有した顕微ラマン分光装置です。

タンパク質がある程度の高濃度になった場合、タンパク質の分子同士の相互作用によって構造変化や凝集などを引き起こし、医薬品としての効果も変化する可能性があります。よって、抗体医薬品の製造・品質管理面でタンパク質構造の変化を確認することが重要となります。
ラマン分光分析法を用いると、高濃度液中でのタンパク質の凝集性を評価できます。得られたラマンスペクトルから、特定のアミノ酸残基の挙動に着目し、スペクトル強度比やバンド幅がタンパク質の濃度に依存して変化することがわかりました。

特長
・試料を希釈することなく高濃度の状態で抗体医薬品の安定性が評価できる
・高濃度試料の評価においてタンパク質の構造に関する情報が得られる

LabRAM Odyssey 仕様
本体のサイズ:(W)x(D)x(H)mm    1,300×1,200×473(レーザー3波長の場合)
重さ:約150kg(検出器、レーザー除く)
電源:単相AC 100~240V ±10%
波数分解能:0.3cm-1/ピクセル(条件:He-Ne633nm / 1,800gr / mm回折格子)
空間分解能:水平分解能(XY)0.5μm以下、Z方向分解能 1.5μm以下(488nm 励起の場合)

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