参天・能登工場、生産再開まで一定の時間がかかる見込み 能登地震で一部製造建屋や設備に損傷

 参天製薬は2023年1月15日、令和6年能登半島地震で被害を受けた同社能登工場への影響について、「生産再開まで一定の時間がかかる見込み」だと発表した。現在復旧計画を策定中で、生産再開の時期は決定し次第発表するとしている。

 同工場では、一部の製造建屋および設備の損傷が見られ、部分的に配管の破損や漏水、装置や機器類の故障などの一定の損傷を受けていることが確認されている。工場内のライフラインはすでに回復しており、工場周辺の主要道路に大きな被害はなく、工場へのアクセスは可能。現在は従業員の安全を確保しながら点検と復旧作業を進めている段階で、一時的に操業を停止している。

 余震が続く中で従業員の安全を最優先としていることや、震災後の状況下、外部協力会社等の手配や確保に時間を要することもあり、生産再開まで一定の時間がかかる見込みで、現在は復旧計画も策定している。

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