[書籍紹介]
有効性・安全性確保のための
バイオ医薬品の品質管理戦略 第2版
クオリティ・バイ・デザインを取り入れた製造・品質管理

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書籍のポイント

・バイオ医薬品の製造方法確立、品質評価、品質管理戦略構築の手引き書!
・ICH Q12、Q13、Q2(R2)/Q14など、近年のICHの動向を盛り込んだ章を新設。

  
 バイオ医薬品の、研究開発から製造方法確立、製造工程管理、品質評価など、品質管理戦略構築に必要な情報がまとめられた1冊。

 第2版は、「より進んだ手法(enhanced approach)」の考え方をベースに再構成。高度化する分析技術や最新の通知・事務連絡等をふまえ、バイオ医薬品の製造、特性解析、原薬の品質管理、安全性、臨床・非臨床試験の内容をアップデートするとともに、品質リスクマネジメント、バイオ後続品に関する項目を充実させました。
 また近年、ICHのトピックとして注目されている、医薬品のライフサイクルマネジメント(ICH Q12)、連続生産技術(ICH Q13)、Analytical QbD・分析法開発と分析法バリデーション改訂(ICH Q2(R2)/Q14)の動向を盛り込んだ章、バイオ医薬品等の命名ルールを解説した附録が新設されています。

 新規の医薬品を開発する際、新規の製法・管理手法等を導入する際など、品質管理戦略を構築するための議論の一助としてご活用ください。

 

編著:川崎 ナナ、石井 明子/編
定価(本体8,000円+税)/B5判/288頁/2020年11月刊

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目次
(抜粋)

 序章 バイオ医薬品とは
    ◇ 主なバイオ医薬品の基原・本質,および製造・品質管理の概略
     1 重要品質特性(CQA)の特定
     2 品質管理戦略の構築
     3 品質リスクマネジメント計画の継続的改善

 第1章 バイオ医薬品の製造と品質管理の概略
    ◇ バイオ医薬品の製造と品質管理の概略

 第2章 製 造
    Ⅰ 製造(1) 製造用細胞基材
     1 バイオ医薬品製造に用いられる細胞基材
     2 細胞基材の管理
     3 新しい基材
    Ⅱ 製造(2) 製造工程管理
     1 バイオ医薬品製造工程の概略と関連ガイドライン
     2 製造工程管理の要件
     3 承認申請書の記載事項と承認後の変更管理
    Ⅲ 製造(3) 品質リスクマネジメントと製造工程・品質管理方針の決定
     1 医薬品製造工程および品質管理方法の方針決定の基本的流れ
     2 重要品質特性(CQA)の特定とリスクアセスメント
     3 工程開発および品質管理戦略の構築とリスクコントロール
     4 バイオ医薬品開発で用いられるリスクアセスメント技法の例
    Ⅳ ウイルス安全性
     1 ウイルスによる製品汚染のリスク
     2 ウイルス安全性評価に関するガイドライン
     3 ICH Q5Aガイドラインに記載されているウイルス試験
     4 医薬品製造工程におけるウイルスクリアランス試験
     5 細胞基材の多様化とウイルス安全性

 第3章 特性解析
    Ⅰ 構造解析
     1 アミノ酸配列―ペプチドマップ法
     2 スルフヒドリル基,およびジスルフィド結合
     3 糖 鎖
     4 物理的化学的性質
    Ⅱ 不純物の評価
     1 目的物質由来不純物
     2 製造工程由来不純物

 第4章 原薬の管理
    ◇ 規格及び試験方法
     1 規格及び試験方法の記載項目
     2 試験に用いられる分析法の例
     3 バイオ医薬品の試験法の分析法バリデーション
     4 バイオ医薬品のシステム適合性試験

 第5章 バイオ医薬品の標準品・標準物質
    ◇ バイオ医薬品の標準品・標準物質
     1 バイオ医薬品における標準品・標準物質
     2 標準物質を設定する目的
     3 バイオ医薬品の標準物質の規格及び試験方法の設定
     4 日局標準品の設定および規格及び試験方法
     5 標準品・標準物質の品質管理
     6 標準品・標準物質のロット更新

 第6章 安定性
    ◇ 安定性
     1 バイオ医薬品の化学変化
     2 バイオ医薬品の高次構造変化
     3 安定性の評価法
     4 安定化技術
     5 新医薬品の審査における安定性評価

 第7章 品質管理戦略の構築と臨床・非臨床試験
    Ⅰ 薬物動態と品質特性
     1 バイオ医薬品の薬物動態の特徴
     2 バイオ医薬品の特性と体内動態
    Ⅱ 薬理作用と品質特性
     1 抗体医薬品の作用メカニズムと評価法
     2 抗体医薬品の品質特性と薬理作用
    Ⅲ 免疫原性
     1 抗体産生の機構
     2 免疫原性のリスク因子
     3 免疫原性が有効性に及ぼす影響
     4 免疫原性が安全性に及ぼす影響
     5 免疫原性の予測・評価

 第8章 バイオシミラー
    ◇ バイオシミラー(バイオ後続品)の開発と評価
     1 バイオシミラーとは
     2 バイオシミラーの開発における評価
     3 バイオシミラーの品質管理における留意事項
     4 バイオ後続品/ バイオシミラーに関するガイドライン
     5 バイオシミラーの一般的名称および販売名
     6 バイオシミラーの品質評価の事例

 第9章 バイオ医薬品の今後の展望
    Ⅰ ICH Q12 医薬品のライフサイクルマネジメント
     1 ICH Q12 の背景およびガイドラインの最終合意までの経緯
     2 ICH Q12 の内容
     3 ICH Q12 の今後の展望
    Ⅱ ICH Q13 連続生産技術の進展
     1 ICH Q13 のこれまでの経緯
     2 コンセプトペーパー(CP)について
     3 ビジネスプラン(BP)について
     4 今後の予定について
    Ⅲ 分析法開発におけるAnalytical QbD
     1 Analytical QbD
     2 ICH Q2(R2)/Q14 分析法開発/分析法バリデーション改訂の概要
     3 今後の展望

 附録 命名ルール
    ◇ バイオ医薬品,合成ペプチド,核酸医薬品,および一部の再生医療等製品の命名ルール
     1 バイオ医薬品
     2 核酸医薬品
     3 再生医療等製品

 索引
   ・本文索引
   ・ステム等索引

   
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