• Lonzaは、低分子医薬品開発を加速するためのAIを活用したルートスカウティングサービスを発表しました。新たな先端技術を駆使したこの新サービスは、新規有効成分(API) の合成ルート特定を効率化することを目的としています。
• このAI主導のルート設計技術は、Lonzaの合成およびサプライチェーンの専門知識をElsevier社のAI技術と組み合わせています。
2024年4月29日、スイス バーゼル – 医薬品、バイオテクノロジー、健康食品原料の市場における世界的な製造パートナーであるLonzaは本日、AIを活用したルートスカウティングサービスの提供を開始することを発表しました。このサービスは、Lonzaのグローバルな化学サプライチェーンの知識と社内の専門知識をElsevier社(Reaxys)のAI技術と組み合わせることで、新規有効成分の合成ルート同定を効率化することを目的としています。
開発パイプラインの低分子原薬の複雑さは着実に増しており、最新の医薬品候補化合物の複雑な構造により、それらを製造するために必要な合成工程の数が増えています。合成工程が増えると、リードタイムが長くなり、より多くの原材料を管理する必要が生じます。これらの要因は、効果的な合成を開発するための時間とコストを増加させ、臨床試験の準備にかかる時間を延長する可能性があります。
この新しいルートスカウティングサービスは、Lonzaのプロセス研究開発の専門知識とサプライチェーンデータベースを、AIを活用したコンピュータ支援合成計画技術(CSPT)と組み合わせています。グローバルな化学サプライチェーンの情報と、受賞歴のあるAIの予測力により、この新しいサービスは、よりサプライチェーンに強い合成経路を提供し、臨床および商用生産の両方で最適なルート設計のための洞察を提供します。この統合サービスは、知的財産を提供し、COGSを削減し、顧客のサプライチェーンのセキュリティを向上させることができます。
Lonzaの低分子医薬品部門R&DのAssociate Director, Advanced Chemistry TechnologiesであるSimon Wagschalは、「効率的でスケーラブルな合成をするためには、堅牢なレトロシンセシスが重要です。今日、研究者は、解析的検索と強力な予測能力を備えたCSPTを使用することで利益を得ています。Lonzaの数十年にわたる経験と臨床および商業製造の知識、グローバルな原材料および中間体の調達を反映した、当社の独自のサプライチェーンに関する洞察と予測を統合することで、当社の新しいルートスカウティングサービスは、化学、製造および管理チームが原薬の複雑化という課題を克服するのに役立ちます。」と述べています。
Elsevier社のDirector of Product Management for ChemistryであるJuergen Swienty-Buschは、「ReaxysとReaxys予測レトロシンセシスが特別なサービスの提供に重要な役割を果たしていることを嬉しく思います。このシステムの成功は、お客様とパートナーのニーズを満たすだけでなく、それを超える革新的なソリューションを提供することへの当社のコミットメントを示しています。」と述べています。
補足情報
ルートスカウトティングサービスの詳細については、www.lonza.com/small-molecules/drug-substance/route-scouting-service をご覧ください。
Lonzaについて
Lonzaは、世界でも有数のヘルスケア製造企業です。 私たちは世界5大陸で活動する約1万8,000人の従業員で構成されるグローバルなコミュニティです。医薬品、バイオテクノロジー、健康食品原料の各分野においてお客様が開発した治療法を市場へと投入する支援を行っています。私たちは、あらゆる治療法を実現化するというビジョンに基づき、技術的な洞察力、世界クラスの製造、科学的な専門知識、プロセスの卓越性、そしてイノベーションを組み合わせることでお客様をサポートしています。 私たちの取り組みは、お客様の新薬開発、商業化の実現、そして患者さんが救命治療や生活の質を向上させる治療の恩恵を受けることにお役立て頂いております。
当社の事業は、 バイオ医薬品、低分子医薬品、細胞・遺伝子、カプセル・健康食品原料の4つの部門を通じて、お客様の複雑なニーズにお応えできるように構成されています。2023年通期の売上が67億スイス フランで、コア EBITDAは20億スイス フランでした。詳細については、当社ウェブサイト(www.lonza.com)をご覧ください。
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本メディア・アドバイザリーは、Lonza Group Ltd が、2024 年4月29日(スイス現地時間)に発表したメディア・アドバイザリーを日本語に翻訳再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
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