株式会社東レリサーチセンター
質量分析計によるメッセンジャーRNA の塩基配列解析サービスの開始について ~医薬品の開発・品質保証を支える新技術を確立~
登録日:2024/10/01
更新日:2024/10/02
当社(以下、「TRC」)は、この度確立したオリジナルの条件で、質量分析計*1によるメッセンジャーRNA*2 (以下、「mRNA」)の塩基配列*3解析サービスを開始しました。
mRNAは新型コロナウイルスワクチンをはじめ、様々な医薬品への応用が進んでいます。mRNAを用いた医薬品の品質を保証するためには、mRNAが設計通りの塩基配列であることを確認する必要があります。しかし、現在の一般的な分析方法では、化学修飾された塩基の情報が前処理の過程で失われてしまいます。
これに対してTRCでは、分子量が100万以上であるmRNAを酵素によって断片化し、質量分析計で測定することにより、化学修飾された塩基を含むmRNAの塩基配列を解析する技術を確立しました 。本技術を用いたサービスは、mRNAを用いた医薬品の品質保証に役立ちます。
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