株式会社情報機構
CEマーキング対応セミナー =CEマーキングについての基礎理解から、エコデザイン規則や無線機器指令に係る「サイバーセキュリティ要件」等のEU最新状況まで=
2025/11/07
| 開催日 | 2026年1月20日(火) |
|---|---|
| 開催地 | Web |
講師 ESTCJ(EMC&Safety/CEサポート) コンサルタント 井原房雄 氏
講師紹介
・総合電気メーカ:電子機器の開発全般、EMC/製品安全部門(CE、UL/FCC適合サポート)
・関連会社:EMC&安全認証事業の確立、各種製品分野の海外規格適合サポート
・東京都立産業技術研究センター:「製品安全、EMC規制」への適合コンサル
・ESTCJ:「CE取得、米国FCC/U規格等の適合」をサポート
■専門・得意分野
・EU規制の全般解説(EMC/LVD/MR/RED/RoHS/WEEE/PPWR/EPSR/CRAなど)
・製品安全規格の解説(IEC61010,IEC62368-1,IEC60335-1,IEC60204-1,NFPA,UL他)
・EMC規制の全般解説(EMC指令,米国,FCC他)
・電気安全試験の実地サポート
・EMC試験の実践(EN55011,EN55035,EN61326-1,FCC他)
■講座のポイント
電気電子機器は世界的なICT、IoT、AI、EV等によりますます利用拡大し、多くの国々で、販売が増大しています。
そして、これらの電気電子機器は、あらゆる国々で販売できる「グローバル製品」が要求されています。このためには、これら製品は、本来の機能だけでなく、安全性・耐ノイズ性(LVD/MD/EMC/FCC etc.)、や環境適用性(RoHS/WEEE etc.)など、各国の法令、規格に遵守することが求められます。
これらを実践するためには、製品開発において、世界基準のIEC規格を基に法制化が進んでいる欧州「CEマーキング」を理解して、対応することが、必須になっています。
そこで、本セミナーでは、これから海外展開するために、グローバル製品としてもとめられるCEマーキングの実践法について、解説いたします。
また、最新状況(英国UKCAマーキングなど)について、解説いたします。
■受講対象
開発・設計技術者
初任設計者
今後海外展開を検討している技術系関係者
■受講後、習得できること
・CEマーキング適合のために実践方法の理解
・指令、及び整合規格の選択方法
・リスクアセスメント方法の理解
・技術文書(TD)、EU適合宣言書(DoC)の作成
・最新の「重要なEU法」の理解
■講演内容
1. CEマーキング制度の概要
1.1 CEマークとそのために果たす義務
1.2 CEマーキング制度の経過
1.3 EU指令とCEマーキングについて
2. CEマーキング対応の手順
2.1 製品仕様の特定と、指令と規格の選定
2.2 リスクアセスメント実施とリスク低減
2.3 整合規格適合設計の実施
2.4 適合性評価と最終試験
2.5 技術文書と適合宣言書の作成
2.6 CEマークの貼付と出荷後の管理
3. 低電圧指令(LVD)等の整合規格の調べ方
3.1 欧州委員会のCEマーキング・ホームページ
3.2 整合規格のWEBページ
3.3 整合規格リストの入手
3.4 整合規格リストの見方
4. グローバル製品安全の考え方
4.1 グローバル製品に必須なこと
4.2 製品安全性に対応する考え方
4.3 EUの製品ガイドにおける製品安全の考え方
5. リスクアセスメント
5.1 リスクアセスメントの概要
5.2 リスクを製造前に考慮する安全設計
5.3 リスクアセスメント実施の意義
5.4 リスクアセスメントの流れ
5.5 リスクアセスメント結果の記録
6. 適合宣言書(DoC)と技術文書(TD)
6.1 適合宣言書(DoC)の概要
6.2 適合宣言書の内容
6.3 適合宣言書の例
6.4 技術文書(TD)の概要
6.5 技術文書の内容
7. UKCAマーキングについて
7.1 UKCAマーキングの概要
7.2 UKCAマーキングとCEマーキング
7.3 UKCAマークの移行措置の変更等
7.4 DBT管轄規制において、CEマーキングを無期限延長
7.5 サイバーセキュリティ対応のPSTI法を施行!
8.最近の状況
8.1 欧州内に任命代理人の設置が必須!2021年7月16日
8.2 WEEE指令の概要と登録届け出について
8.3 「一般製品安全規則」を強制化!2024年12月13日
8.4 無線機器指令「サイバーセキュリティ要件」を義務化!(2025年8月1日)
8.5 「エコデザイン規則(ESPR)」を発効!2024年7月18日
9. まとめ(CEマーキング対応の効果)
9.1 国際規格(IEC/ISO規格等)の適合は世界的規制要求
9.2 グローバル製品に「必須な3つの要件」
9.3 CEマーキング取得は「グローバル製品化」の最適方法
9.4 CEマーキング取得の効果

