株式会社情報機構

分析法バリデーション基礎講座 ~分析法開発における手順と考え方~

2024/05/28

開催日 2024年8月28日(水)
開催地 Web

☆分析法バリデーションとは何のために行うか、試験法と分析法は何が違うのか?分析法バリデーションの原点に返って学びなおす基礎講座
☆分析方法はどのように考え、どのように開発していくべきか?各分析能パラメーターの意味するところは?
☆ ICH Q2(R2)、ICH Q14を参考に、分析法バリデーションの基礎を理解!


分析法バリデーション基礎講座
~分析法開発における手順と考え方~


<講師>
東京バイオテクノロジー専門学校 講師
帝京科学大学 生命環境学部  元 教授  
(一社)医薬品適正使用・乱用防止推進会議 副代表理事 小島尚 氏

<日時>
2024年8月28日(水) 10:30-16:30

<形態>
Zoom開催セミナー:見逃し視聴あり

<受講料>
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)

  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

   *受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。

<セミナーポイント>
趣旨:

医薬品や化粧品、食品の試験では分析法バリデーションは不可欠な概念となっていますが、統計的手法を用いて計算するもの、敷居の高いものと受け取られることが少なくありません。本来、分析法バリデーションは試験法の分析過程を確認・保証するものであり、分析対象物に対してどのような分析ステップを組み立てていくべきか、なぜ、必要なのかなど、考え方から理解する必要があります。もちろん、統計学的手法は大切ですが今回は深いところまでは触れません。また、基礎の理解に役立つ「ICH Q2(R2)(分析法バリデーション)ガイドライン(案)」および「ICH Q14(分析法の開発)ガイドライン(案)」 を参考にしています。この講座では分析法バリデーションをきちんとイメージできる”基礎”を身につけ、自身で分析法を開発できるようになることを目指しています。

<講演プログラム>
<第一部> 分析法バリデーションとは?
*化学分析におけるバリデーションを考える
 1.バリデーションとはそもそも何だったか

 2.分析法バリデーションが必要な理由

 3.分析方法が信頼されるための条件

 4.必要な計算方法(必要な基礎統計)

 5.化学分析の前提条件(分析機器や試薬・試液の適格性の確認)
 
 演習問題

<第二部>分析法の作成手順/評価のための分析能パラメーター
*分析法の開発における手順をわかりやすく図式で説明

 1.特異性/選択性:試験法における最も大切な性質
  ・目的
  ・測定方法(LC、TLC、IR)
  ・特異性の検討

 2.稼働範囲(直線性・範囲、検出限界・定量限界):検量線から定量する
  ・目的
  ・測定方法
   ・検量線の作成
  ・評価方法と判断基準

 3.精確性(真度と精度):定量値の信頼性
  ・目的
  ・測定方法
  ・ばらつきと偏り
  ・室内再現精度の変動要因    
  ・評価方法と判断基準

 4.頑健性:条件のわずかな変動で測定値が影響を受けない能力
  ・変動因子① 種々の分析法に共通する変動因子
     前処理、抽出操作等
  ・変動因子② クロマトグラフィの代表的な変動因子
     HPLCの変動因子
     GCの変動因子
     TLCの変動因子

 5.システム適合性:恒常的に分析を実施する
  ・目的
  ・必要な項目

 演習問題

<第三部> 各試験方法と各パラメーターの関係 
*製造承認書の規格及び試験方法におけるパラメーターをとらえる

 1.タイプⅠ(確認試験):有効成分を確認(定性試験)
   最も基盤となる分析対象物の確認 

 2.タイプⅡ(純度試験):不純物や類縁物質を制御する
   不純物の標準物質(品)が入手できるかで異なる対応
   ・定量試験
   ・限度試験      
   ・標準物質

 3.タイプⅢ(定量法):含量・力価を精確に求める
   分析対象物は有効成分の含有量

 演習問題

質疑応答

企業情報

株式会社情報機構

  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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