開催日 | 2024年8月27日(火) |
---|---|
開催地 | Web |
★生成AIと著作権に関する議論のポイントと最新状況が理解できる!
■セミナーテーマ
<文化審議会著作権分科会法制度小委員会が、令和6年3月15日付けで公表した>
AIと著作権に関する考え方~その主要ポイントの解説~
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
■講師
高樹町法律事務所 弁護士 澤田将史 氏
*文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会 委員
■主経歴等
2011年 弁護士登録
長島・大野・常松法律事務所
2016年11月 文化庁著作権課に出向
2019年7月 長島・大野・常松法律事務所に復帰
2020年4月 三村小松法律事務所 パートナー弁護士
2023年9月 高樹町法律事務所 パートナー弁護士
■専門および得意な分野・研究
著作権、AI関連法務、特許法、商標法、不正競争防止法その他の知的財産法、契約法務、紛争解決
■本テーマ関連の専門の学会・協会・委員会等での活動
文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会 委員
知的財産管理技能検定 技能検定委員
著作権法学会
AIと法研究会
●日時 2024年8月27日(火) 13:00-16:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
■講座のポイント
近時は、AIのビジネス活用への関心が高まっており、特にChat GPTをはじめとする生成AI(Generative AI)の活用に注目が集まっている。
生成AIの活用に当たって注意しなければならないのは、学習段階や生成・利用段階における著作権の取扱いである。生成AIと著作権に関しては、2024年3月に文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会が「AIと著作権に関する考え方について」をとりまとめた。この通称「考え方」は、今後の実務において、おさえておかなければならない文書であり、その内容の正確な理解と付き合い方を理解しておくことは重要です。
本セミナーでは、行政の立場でAIと著作権についての議論に関わり、また、審議会の委員として「考え方」の検討にも関わった講師が、AIと著作権に関する考え方のポイントと議論の到達点、残された課題について、議論の過程も辿りながら、徹底解説します。
■受講後、習得できること
・生成AIと著作権に関する基本的な知識
・「考え方」の内容の正確な理解
・「考え方」との付き合い方
・残された論点
■講演プログラム
1.生成AIの概要
2.「AIと著作権に関する考え方」の概要
・「考え方」の取りまとめに至る経緯
・「考え方」の位置付け・性質
3.生成AIと著作権
(1)AI開発・学習段階
・平成30年著作権法改正の趣旨
・著作権法30条の4(非享受目的利用)
・享受目的が併存する場合の取扱い
・「著作権者の利益を不当に害する場合」に該当するか(解析用DB,作風模倣)
・AI・開発学習に関する差止請求
(2)入力段階
・ユーザーが著作物を入力する場合の考え方
・t2t、t2i、i2iそれぞれについての検討
(3)生成・利用段階
・著作権侵害の判断基準
・依拠性に関する議論
・生成AIの利用規約
・AI生成物の生成行為とサービス事業者の責任
・生成・利用に関する差止請求
(4)生成物の著作物性
・AI生成物は著作権法で保護されるか
・AI生成物の著作権法以外での保護
4.残された論点と今後の展望
・残された論点
・今後の政府での検討の方向性
・企業・団体の動き
(質疑応答)