株式会社情報機構

医療機器、DDS、再生医療におけるインジェクタブル医用ハイドロゲルの最新技術

2024/02/28

開催日 2024年4月17日(水)
開催地 Web

☆多くの分野で臨床応用が進む、生体適合性ハイドロゲルについて
そのハイドロゲルの特徴や設計だけでなく、それらを"投与する"方法・アプリケーターにも着目
☆今どこまでできるようになっているのか、今後期待される機能とは?最新情報満載のセミナーです


医療機器、DDS、再生医療における
インジェクタブル医用ハイドロゲルの最新技術


<講師>
東京大学 工学系研究科 化学システム工学専攻 教授 伊藤大知 先生

<日時>
2024年4月17日(水) 10:30-16:30

<形態>
Zoom開催セミナー

<受講料>
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

   *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

   *受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。

<セミナーポイント>
■講座のポイント

生体内にインジェクション可能なハイドロゲルは、多くの臨床分野で臨床応用が進んでいる。素材としては、多糖類・タンパク質・ペプチド・合成高分子など、様々な素材が基盤になっている。化学的な材料の設計と開発とともに、アプリケーターの開発や投与プロセスの設計・解析も重要になっている。さらにその機能については、医学的な知識が必要不可欠である。医療機器としての展開が進んでいる現在、今後はインジェクタブルゲルへの薬物の封入と徐放、細胞の封入と機能制御が期待される分野である。これらの分野を概観する。

■受講後、習得できること 
ハイドロゲルの設計、投与方法やアプリケーターの設計、医療機器・DDS・再生医療への応用事例の知識。

■講演中のキーワード
インジェクタブルハイドロゲル、in situ架橋、自己修復、シアシニング、癒着防止材、止血剤、狭窄防止材、DDS、再生医療

<講演プログラム>
1.ハイドロゲルの基礎
 1-1 ハイドロゲルとは
 1-2 骨格ポリマー -各種ポリマーの性質および特徴-
   1-2-1 合成高分子: PEG、アクリル酸 など
   1-2-2 多糖類: ヒアルロン酸、アルギン酸、セルロース誘導体、キサンタンガム、
              ジェランガム、カラギーナン、プルラン、ペクチン、グアーガムなど
   1-2-3 タンパク質・ペプチド・DNA: ゼラチン、コラーゲン、アルブミンなど
   1-2-4 無機ナノ粒子: Laponite、Bentoniteなど
 1-3 架橋 -化学ゲルと物理ゲルの違い、それぞれの反応機構-
   1-3-1 有機合成反応 (in situ架橋、光反応)
   1-3-2 動的共有結合
   1-3-3 酵素反応
   1-3-4 イオン架橋
   1-3-5 温度変化
   1-3-6 その他

2.ハイドロゲルの機能制御
 2-1 粘度と流動曲線、降伏応力流体
 2-2 ヤング率、剛性率、破断ひずみ
 2-3 膨潤
 2-4 生体内分解吸収性
 2-5 相分離、温度相転移
 2-6 接着性
 2-7 拡散性

3.ハイドロゲルの投与方法
 3-1 2液混合とスタティックミキサー
 3-2 カテーテルとシアシニング材料
 3-3 スプレー投与
 3-4 パウダー投与

4.医療機器への応用
 4-1 止血剤
 4-2 癒着防止材、創傷被覆材
 4-3 組織接着剤
 4-4 狭窄防止材
 4-5 放射線治療、IVRへの応用

5.DDSへの応用
 5-1 腹腔投与
 5-2 点眼薬
 5-3 関節注入薬
 5-4 DES (Drug Eluting Stent)
 5-5 DEB  (Drug Eluting Beads)

6.組織工学・再生医療への応用
 6-1 組織工学の3要素
 6-2 細胞外マトリックス(ECM)
 6-3 幹細胞の分化とマトリックス
 6-4 ハイドロゲルと血管新生
 6-5 心筋梗塞巣の修復治療
 6-5 腱と靭帯の再生
 6-6 膵島の封入と再生
 6-7 軟骨・骨の再生
 6-8 神経の再生
 6-9 細胞・組織運搬材料
 6-10 バイオインク

企業情報

株式会社情報機構

  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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