株式会社情報機構

フラッシュケミストリー技術を中心にしたフロー合成技術の適用・応用

2024/03/26

開催日 2024年8月6日(火)
開催地 Web

■セミナーテーマ
フラッシュケミストリー技術を中心にした
医薬品原薬製造におけるフロー合成技術の適用・応用
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>

■講師
住友ファーマ(株) 技術研究本部プロセス研究所 主席研究員 博士(工学) 臼谷弘次 先生
元京大オリジナル(株)/元京都大学産官学連携本部
元武田薬品工業(株)

■主経歴等
2007年 武田薬品工業株式会社入社。CMC研究センター製薬研究所に配属後、低分子医薬品の原薬製造法開発(プロセス開発)に従事。自社独自の触媒技術を用いた不斉水素化反応の開発やフロー合成を用いたプロセス開発を担当。
2018年 産学連携に特化した企業である京大オリジナル株式会社を、京都大学の完全子会社として設立。この会社の立ち上げメンバーとして入社。高い次元で産官学連携を推進するためアカデミアと産業界、官公庁の垣根を越えて活動(2020年コンサルティング事業部長に就任。京都大学産官学連携本部研究員兼務)。
2020年 大日本住友製薬株式会社(現住友ファーマ株式会社)入社。低分子医薬品の原薬製造法開発(プロセス開発)に従事しながら、フロー合成技術を組み込んだ製造法開発を積極的に進めている。フロー合成に関する社内ワーキンググループ活動のリーダーとして、活動しておりメディシナルケミスト(創薬)からプロセスケミスト、そして工場の原薬製造部門(生産部門)を巻き込んで本技術の活用推進に努めている。
また、近畿化学協会フロー・マイクロ合成研究会の常任幹事として、本技術の高いレベルでの社会実装に向けて産業界の立場から活動している。

■専門および得意な分野・研究
・フロー合成技術、特にフラッシュケミストリーを用いたプロセス開発
・マイクロリアクターを用いた化学合成法・スケールアップ製造法の開発
・低分子医薬品原薬の製造法開発

■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動
・一般社団法人 近畿化学協会 フロー・マイクロ合成研究会 常任幹事(2016年~2018年ならびに2020年~現在)
・アメリカ化学会誌 Organic Process Research & Development Editorial Advisory Board(2023年~)

●日時 2024年8月6日(火) 13:00-15:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
  【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名33,000円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき22,000円

  【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名38,500円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき27,500円

      *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

■講座のポイント
 フロー合成技術は医薬品原薬製造やその他の化学合成の現場で広く注目されている技術である。その中でも特にフラッシュケミストリーと呼ばれる技術は、これまで一般的に用いられてきたバッチ型反応器では制御できないような短寿命活性種を高度に制御することを可能とするものであり、従来技術では実現できなかった化学反応による製造プロセスを実現するものとして非常に期待されている。
 本セミナーでは、フラッシュケミストリー技術を用いたラボスケール検討からkgスケールまでのスケールアップ製造法の開発事例について詳細を紹介する。また、その他のフロー合成技術の有効活用事例についても合わせて紹介する。

■受講後、習得できること
・ラボ検討の際に実際に使用する装置やミキサーをご紹介しながら説明し、実験室スケールでのフラッシュケミストリーの検討手法についてノウハウを獲得いただきます。
・実験室スケールで重要データを取得し、生産スケールでの製造に活用する手法について詳細に理解いただきます。
・実際に製造法を完成させるまでに突き当たってしまった障壁、そしてそれをどのように乗り越えたのか…という実例を紹介し、受講いただく皆様の今後の検討に活用いただきます。。
・フロー合成技術の本質について理解を深めていただき、バッチ型反応器では実現できなかった高いレベルでの生産性向上に本技術が貢献できるポイントを知っていただきます。

セミナー内容
■講演プログラム
1.医薬品開発におけるプロセス化学(フロー合成技術の貢献)
 1.1 プロセス化学とは(創薬化学とプロセス化学)
 1.2 プロセス化学の役割(安全・安定・安価)
 1.3 フロー合成技術とは
 1.4 プロセス化学におけるフロー合成技術の貢献への期待
 1.5 フラッシュケミストリーについて

2.Flash Chemistry Processの開発
 2.1 フラッシュケミストリーとは
 2.2 フラッシュケミストリー技術を用いたプロセス研究
 2.3 フラッシュケミストリー技術を活用したライブラリ合成への応用
 2.4 フラッシュケミストリー技術を活用したスケールアップ生産

3.ナパブカシン製法開発におけるフロー合成技術の貢献
 3.1 バッチでの製法開発と課題
 3.2 拡散と流路依存性の相関
 3.3 マイクロミキシングによる高度な反応制御とプロセス開発
 3.4 スケールアップ生産
 3.5 プロセス強化(Process Intensification)への貢献

4.まとめ

(質疑応答)

企業情報

株式会社情報機構

  • 住所東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル3階
  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

詳しく見る

TOP