開催日 | 2025年10月2日(木) |
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開催地 | Web |
■講師
(株)日本オリエンテーション SDP研究所 客員主席研究員 髙橋 正二郎 氏
【略歴】
(株)資生堂入社後、25年にわたりマーケティング(市場調査、商品開発、官能評価)を担当、2005年資生堂退職後、日本オリエンテーションに参加、官能評価を活用した商品開発のコンサルタントやセミナーで活躍中
【専門】
・立体的生活者研究
・感性価値開発研究
【著作】
技術情報協会『市場調査テキスト』(上)(中)(下)2011年
情報機構『共感を呼ぶ商品づくりのための「感性価値」の開発』2013年
(共著)
サイエンス&テクノロジー『化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・大量化』2014年
(共訳)
フレグランスジャーナル社H・モスコビッチ著『消費者パネルを用いた化粧品テスト法の理論と実際』1996年
その他、共著・共訳多数
■趣旨
▶ 触感についての生活場面や研究現場での実情を知り、触感への関心が深まる
▶ 触感の科学的計測ツールである官能評価を、実用に即した形で修得する
▶ 官能評価の具体的な体制構築と商品開発プロトコルに則った運営法を学ぶ
▶ 触感を活かした商品開発の実際と開発を確実なものにする評価法を学ぶ
■プログラム
1. 触感についての見聞や体験
① 人体の感覚系における触感・触覚
② 生活場面上に現れる触感・触覚
③ 触感・触覚研究の前線状況
2. 触感の科学的計測ツールとしての官能評価と活用
① 官能評価の基礎と開発型官能評価のポイント
② ことば(官能変数)の選定と目盛り(尺度)の設定
③ 官能評価の体制の構築
・評価法と評価シート、検査員(選定、育成、編成)、試料
・官能検査室と評価時の環境(温度、湿度、換気、照明、遮音)
④ 開発型官能評価の効果的運営
・お客さまが求める価値の集め方【集】
・価値の商品への反映と価値創造【創】
・お客さまの共感を呼ぶ価値訴求【伝】
3. 触感を活かした商品開発の実際
① 商品開発超促成再入門
② 触感の価値の反映の勘どころである分化思考の紹介
4. 評価系の導入と価値の再開発
① 間違いのない触感の価値を開発するための評価系の導入
② 「できちゃった商品」の価値の再発見・再構築
5.余滴・質疑応答
① 日本人の感性と官能開発
② 参考書紹介
③ 質疑応答