開催日 | 2025年7月24日(木) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2025年07月24日(木) 13:00~16:00
【講師】
食品安全衛生合同会社 代表 田中 宏朗 氏
【専門】
微生物
【略歴】
・食品分析機関にて26年間、微生物検査、異物検査、工場二者監査(のべ1500工場)の実施。
・一般社団法人 大日本水産会のFDA-水産食品HACCP3日間講習会、SCP&SSOP講習会の講師を担当。
・第3者認証機関にてFSSC/ISO22000及びJFS-Bの審査員
・一般社団法人日本食品認定機構のFDA/EU輸出水産食品HACCP継続審査機関。
・学校法人 滋慶学園 仙台医健・スポーツ専門学校・仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校にて食品の衛生と安全の教科を受け持つ。
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
近年、食品ロス削減や安全管理の観点から、賞味期限と消費期限の在り方が見直されています。
本講演では、基本となる期限の定義と違いを再確認するとともに、各種商品の特性を踏まえた具体的な期限設定手法、加速試験データを活用した予測・延長法、そして法的基準に基づく判断方法を事例とともに解説します。
併せて、トラブル発生時の対応策や、今後の設定指標・方向性についても議論し、実務に役立つ知識・技術を習得するための場を提供します。
【プログラム】
1.オープニング
1.1. タイトル、講演の目的、講演の概要説明
1.2. アジェンダの紹介と全体の流れの説明
2. 「食品の期限表示とは」について
2.1. 賞味期限と消費期限の定義とそれぞれの意味
2.2. 表示制度の背景、市場と消費者への影響
2.3. 具体的な食品事例を取り上げ、表示効果と課題を解説
3. 期限表示ガイドラインについて
3.1. 国内外のガイドライン及び法令との関係を整理
3.2. 消費者庁の指針および業界実務との連動性
3.3. 現行ガイドラインの問題点と今後の改定の必要性について議論
4. 「科学的根拠に基づく設定」について
4.1. 安全性・品質保証のための科学的根拠の重要性を解説
4.2. 加速試験の基本原理、デザイン、データ解析方法の紹介
4.3. 具体的なデータ活用事例とその結果から導かれる延長手法
4.4. 事故事例とその具体的な対応策
5. 休憩(15分)
6. 「課題と今後(消費者庁検討会内容を含む)」
6.1. 現行制度における主な課題、混乱・トラブル事例の紹介
6.2. 消費者庁が主導するガイドライン見直し検討会の背景と主要議論
6.3. 最新の改定提案内容と今後の業界・行政の連携強化策
6.4. 将来的視点からの食品安全戦略と改善案の提言
7. まとめと質疑応答
7.1. 講演内容の総括とキーポイントの再確認
7.2. 参加者からの質問に対する回答
7.3. 最後の挨拶、今後の連絡先・参考資料について案内