株式会社R&D支援センター

逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策

2025/04/28

開催日 2025年8月20日(水)
開催地 Web

【開催日時】
2025年08月20日(水) 10:30~16:30

【講師】
医薬品GMP教育支援センター 代表 高木 肇 氏
≪ご経歴≫
塩野義製薬株式会社にて、経口剤や注射剤などの工業化検討、施設構築プロジェクト遂行、国内外関連会社への技術指導、製造管理責任者など、製剤開発から工場運営に渡る幅広い任務を遂行。現在は、食品・医薬品品質保証支援センター(略称:NPO-QAセンター)幹事ならびに医薬品GMP教育支援センター代表として国内外の食品、化粧品、医薬品企業等への支援を実施。
著書に「洗浄バリデーション」、「GMP・バリデーション事例全集」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ製造指図記録書作成マニュアル」(共著)、「新GMP手帖」(共著)、「医薬品製造のトラブル防止と対応ハンドブック」(共著)など多数。

【価格】
 非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円) 会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

【趣旨】
トラブルの原因は企業風土由来、構造設備由来、SOP由来、教育訓練由来、人由来など多岐に渡るため、少人数のQA員だけで適切なCAPA(是正措置/予防措置)ができる訳がない。実効性のあるCAPAには、全職員の経験と知識の収集(知識管理)、ならびにQRM(品質リスクマネジメント)を活用して、潜在リスクの抽出と継続的改善、すなわちPQS(医薬品品質システム)の構築と実践が必要である。逸脱を再発させない、逸脱を未然に防止できる強靭な企業体質にするために、全員参加型のPQSが必要であり、そのために何に考慮すべきかを学ぶ講座である。

【プログラム】
 1.頻発する品質不正事案に対する行政の動き
  1.1 体質(Quality culture)に問題のある企業の特徴
  1.2 品質不正問題を起こす遠因
  1.3 品質不正の再発を防ぐための動向
  1.4 変更手続きの明確化(ICH―Q12ガイドライン)
 2.医薬関連事業者等の責務とPQSの構築・実践
  2.1 ルールベースからリスクベースGMPへ
  2.2 医薬品の品質とは、品質保証に必要なのは
  2.3 PQSは医薬関連事業者等の責務を全うするためのもの
  2.4 知識管理とは、QRMとは
 3.そもそもQAとは
  3.1 米国のQAU(品質管理部門)の責任
  3.2 PIC/SはA.P(Authorised Person)が出荷判定
  3.3 コーポレートQAは製造業者を定期監査できる?
  3.4 製造所を詳細に見られるのはサイトQA
  3.5 日薬連は適正なQA員数の確保を要請
 4.CAPA(是正措置/予防措置)とは
  4.1 変更管理/逸脱管理とはCAPA活動である
  4.2 変更管理システムが機能しない原因
  4.3 逸脱(Deviation)とは、異常(Abnormality)とは
  4.4 「小さい異常」を常態化させないのが肝要
 5.自己点検は形骸化していないか
  5.1 チェックシート依存の自己点検に走りがち
  5.2 リスクベースの自己点検を
 6.一人二人のQA員でPQSは実践できない
  6.1 PQSは全職員が参画するもの
  6.2 コミュニケーションはとられているか
 7.全員参加でPSを実践するために
  7.1 品質変化、投入物の変化、設備の変化を把握できるのは作業者
  7.2 トラブルの多くは始業/終業点検で防げる
  7.3 作業者に機能と機構の関係を教育
  7.4 GMP集合教育をコミュニケーションの場に
  7.5 日常点検のために教えておくべきこと
 8.SOPと指図書の再点検
  8.1 ミスが発生したときの確認事項
  8.2 そもそも、再教育はエラーの根本対策?
  8.3 SOP/指図書をみれば企業のレベルが分かる
  8.4 SOPの作成に先立ち作業内容の見直しを(見える化)
  8.5 製造指図記録書の様式に問題ないか
 9.プラントツアーで現場、現物、現実を知る
  9.1 サイトQAは現場に足を運べ
  9.2 ALCOA+は5ゲン(現場、現物、現実、原理、原則)で確認
  9.3 検体採取に問題はないか
  9.4 試験検査の仕方に問題はないか
  9.5 防虫防鼠に問題はないか
【質疑応答】

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