開催日 | 2025年5月9日(金) |
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開催地 | Web |
■開催日時
2025年05月09日(金) 13:30~16:30
■講師
田中技術士事務所 代表 田中 好雄氏
【専門】
食品流通アドバイザー、文部科学省認定・技術士・ Professional Engineer
・「経営工学部門「包装及び流通」・農業部門「食品流通」、(公社)日本技術士会 登録グループ 食品産業関連技術懇話会・会長、APEC ENGINEER・IPEA国際エンジニア、JICA/JETRO専門家として海外20ヶ国の技術移転を経験、カーボンカウンセラー、㈱NTS社より”食のバリューチエーン戦略”を出版(2020年)。
【業界での関連活動】
(公社)日本技術士会 海外活性化委員会・委員、登録グループ 技術士包装物流会会長、日本技術士会フエロー-
■趣旨
包装は、物品の価値および状態を保護するために適切な材料容器などを施す技術・および施した状態をいう。そして、フードサプライチエーンの中で包装の役割は内容物の保護、利便性、情報提供に分けられる。「食品包装・流通技術」はコストパフオーマンス、すなわち機能と経済性を満たす分野から浸透してゆくもので、その国の経済指標を表す最適な手段であり、21世紀の永遠のテーマとして捉えられる。本講演では人口増加、飢餓、食料不足、廃棄物問題への対応として、高度化、多様化・法制化・国際化への潮流という4側面から直面する課題を解説する。
■プログラム
・潮流1. 高度化
・総合的包装設計へのアプローチ
・代表的食品の市場規模のトレンド
・ナノテクロジーと超バリア性
・おいしさを実現する包装システム
・環境保全を担うバイオプラスチック
・食の安全・安心を追跡するトレーサビリティ
・潮流2. 多様化
・多様化する包装・流通技術
・2025年の少子高齢化の予測
・顧客満足を実現するパッケージデザイン
・食品包装とリスク(危害)の関係
・食品の不正表示に関する統計
・食品の表示に関する消費者意識
・潮流3. 法制化
・表示に関する法律と実例
・食品容器包装用合成樹脂の企画
・食品安全マネジメントシステム
(ISO22000:2018)
・包装材料の識別表示
・容器包装リサイクル法
・食品リサイクル法
・企業倫理と企業のあるべき姿
・潮流4. 国際化
・主要食品の自給率の推移と食料資源
・輸入食品の違反件数
・CODEX Alimentariusの役割
・開発途上国の包装・流通技術の特徴
・技術移転の事例
・事例1. 【南米】メルコスルに見る「包装・物流の国際化」
JICA技術協力プロジェクトスキーム
・事例2. 【ASEAN】フィリピンに見る
「地方食品包装技術改善プロジェクト」
・海外放送食品事例