株式会社技術情報協会

晶析のラボ実験からのスケールアップと安定操作

2024/08/03

開催日 2024年9月30日(月)
開催地 Web

【Live配信 or アーカイブ配信】

晶析のラボ実験からのスケールアップと安定操作

★実務経験豊富な講師が解説!理論通りにいかない結晶成長を安定操作する現場知識
★スケールアップ、サイジングを成功させるためのラボ実験、パイロットテストやそのデータのとり方

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■Live配信日時: 2024年9月30日(月)10:30~16:30
■アーカイブ配信日程:2024年10月10日(木)まで申込み受付(視聴期間:10/10~10/20)
■講師 
(有)クラルテ東雲 取締役 須田英希 氏 (元月島機械(株))
■聴講料
1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
■配布資料について
Live配信の開催前日(アーカイブ配信の場合は配信開始日)までにお送りいたします。 
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プログラム 
【講座主旨】
晶析操作は溶液あるいは融液から結晶という固相成分を生成させる異相系操作であるが、様々な要因が複雑に影響しあうため理論と実際の現象が一致しないことが多く、求める結晶性状や純度を得ることが難しい事が多い。このため晶析操作は経験と勘に頼ることが多い単位操作の代表的なものといえる。     
 そのため晶析操作では蒸留・吸収・吸着などと異なりシミュレーションだけで装置やプロセスの設計はできず、ラボ実験やパイロットテストを行なって装置型式選定やサイジングに必要な情報を得ることがほとんどである。
適切なサイジングやスケールアップが行なわれないと製品品質、生産性や経済性が損なわれる事態が発生し、トラブルが発生するなど手間のかかる操作・設備になってしまうケースが多い。
 そこでそれらの問題の解決の手助けとなるよう本セミナーではまず晶析方法の分類と特徴、晶析装置の種類と特徴を紹介する。さらにラボ実験やパイロットテストでのデータの取り方、サイジング・スケールアップの方法、結晶品質コントロールなど晶析の安定操作のこつ、トラブル事例とその対策等のノウハウについて理解を深めてもらい晶析設備の安定運転、製品結晶品質の向上などの一助にしてもらいたい。

【講座内容】
1.晶析方法の種類とその特徴
 1.1 溶液・融液
 1.2 過飽和形成方法の違い
 1.3 バッチと連続
2.晶析操作における撹拌方法と条件設定
 2.1 晶析操作の基本操作因子
 2.2 晶析操作における撹拌・混合の重要性
 2.3 撹拌条件の設定法
3.晶析装置の種類と特徴
 3.1 撹拌槽型 
 3.2 ドラフトチューブ型
 3.3 強制循環型
 3.4 オスロ型
 3.5 掻き取り型  他
4.晶析装置の大きさの決め方(ラボからパイロット、実機へ)
 4.1 ラボ実験でのデータ採取
 4.2 パイロットテストでのデータ採取
 4.3 スケールアップ手法
5.晶析での安定操作・品質制御のこつ
 5.1 粒径・粒度分布制御
 5.2 形状制御
 5.3 純度
 5.4 回収率
 5.5 省エネ
 5.6 不純物の影響
 5.7 バッチ晶析のポイント
6.晶析のトラブルと対策例
 6.1 結晶付着、スケーリング
 6.2 堆積・閉塞
 6.3 粒径・粒度分布、結晶形状
 6.4 製品(結晶)純度
 6.5 固液分離操作への影響
【質疑応答】

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◆講師略歴◆
専門分野:プロセス(基本)設計、晶析、固液分離
学位:早稲田大学理工学修士
略歴・活動など:
 1980年 月島機械株式会社入社 各種化学系プラントのプロセス設計や晶析を中心とした各種単位操作機器の基本設計、試運転に携わる。
 1994年 月島機械タイ現地法人出向
 1998年 月島機械復職 その後プラント計画部部長
 2021年 月島機械退職後(有)クラルテ東雲にてコンサルタント業務開始
参加学会:化学工学会、分離技術会
著書:技術情報協会「撹拌技術とスケールアップ、シミュレーションの活用」(2021) 他

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