株式会社技術情報協会

癒着防止材の各種外科での選択・使用法と今後求められる製品像

2024/04/16

開催日 2024年6月13日(木)
開催地 Web

<セミナー No.406103>

癒着防止材の各種外科での選択・使用法と今後求められる製品像


☆ 理想的な癒着防止剤の今後の開発・研究に役立つ情報を提供!
☆ 外科医の目線から臨床使用できる癒着防止材の欠点・利点に関して解説!

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■講師 
【第1部】聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 消化器・一般外科 部長・准教授 内藤 正規 氏 
【第2部】昭和大学病院 産婦人科学講座 准教授 石川 哲也 氏 
【第3部】鳥取県済生会境港総合病院 泌尿器科部長  眞砂 俊彦 氏
【第4部】鹿児島大学学術研究院医歯学域医学系小児外科学分野 特任助教 村上 雅一 氏 


■聴講料
1名につき60,500円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

プログラム 
(10:00~11:10)
【第1部】消化器外科手術における癒着防止材 ~その特徴と使用経験~
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 消化器・一般外科 部長・准教授 内藤 正規 氏 

【講座主旨】
消化器外科手術において生じる腹腔内癒着の原因は、ほとんどが手術操作において生じる癒着である。消化管手術後の腸管の癒着は、損傷された組織を修復する生体防御反応と考えられ、術後の創傷治癒機転には必要な現象である。しかし、創傷治癒を補足する反面、癒着性腸閉塞を来すなどの問題を生ずることも多い。
 本セミナーでは、臨床使用できる癒着防止材の特徴と使用経験を中心に、消化器外科医が求める癒着防止材について説明する予定である。

【講座内容】
1.腹腔内癒着について
 1)腹膜の創傷治癒機転について
 2)腹腔内癒着の機序について

2.なぜ癒着性腸閉塞になるのか

3.現在使用できる癒着防止材の特徴と使用経験
 1)製造販売承認されている癒着防止材の特徴
 2)各製品の実臨床における使用経験(動画含む)

4.消化器外科医が求める癒着防止材

【質疑応答】


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(11:20~12:30)
【第2部】産科婦人科手術における各種癒着防止材の選択と使用
昭和大学病院 産婦人科学講座 准教授 石川 哲也 氏 

【講座主旨】
産婦人科領域の手術では、妊孕性を保つために医原性の癒着を出来るだけ回避するように努めている。また高齢女性であっても術後癒着が原因となる腸閉塞を始めとした合併症を予防するためにも癒着防止剤のニーズは欠かせない。本セミナーでは実臨床で用いられている様々な癒着防止剤の特長と問題点を提起し、理想的な癒着防止剤の開発・研究に役立つ情報を提供したいと思う。

【講座内容】
1.産婦人科領域の手術内容
  ・産科:妊娠中-卵巣嚢腫、子宮筋腫、急性腹症
      分娩時-帝王切開
  ・婦人科:良性腫瘍、悪性腫瘍
  ・骨盤臓器脱
  ・手術方法:開腹手術、腟式手術、腹腔鏡下手術、子宮鏡手下術

2.癒着防止法の実際と癒着防止材の使用方法・使い分け
 ・臓器別(卵巣、卵管、子宮)
 ・疾患別(腫瘍、炎症)
 ・術式別

3.求められる癒着防止材
    産婦人科領域の特殊性をふまえて   など

【質疑応答】


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(13:30~14:40)
【第3部】泌尿器科手術における癒着防止材の適切な使用及び応用とその有効性
鳥取県済生会境港総合病院 泌尿器科部長  眞砂 俊彦 氏 

【講座主旨】
近年の外科領域全般において、手術技術の低侵襲化が進んでいる。開腹手術と比較し、腹腔鏡手術やロボット支援下手術は、合併症である腸管の癒着による腸閉塞が減少傾向にあるとされている。本講座では、泌尿器科領域での内視鏡手術の代表的手術手技を供覧し、その上で術後癒着に対する防止に関しその手技と工夫について癒着防止材の種類、その使用法や今後の課題などについて解説する。

【講座内容】
1.一般外科及び泌尿器手術の変遷と現況
2.基本的な内視鏡及びロボット手術手技について
3.手術における癒着防止材の使用法と工夫点
    ・開腹手術における癒着防止法の実際
    ・内視鏡及びロボット手術における癒着防止法の実際
4.癒着防止剤の応用と有効性の検討
5.泌尿器科領域において使用される癒着防止材と今後の課題

【質疑応答】


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(14:50~16:00)
【第4部】小児腹腔鏡手術における癒着防止材の選択と使用法
鹿児島大学学術研究院医歯学域医学系小児外科学分野 特任助教 村上 雅一 氏 

【講座主旨】
今後、成長が望まれる小児において、術後の癒着を防止することは、健常な発達のためにも非常に重要である。しかし小児の腹腔鏡手術はワーキングスペースが非常に狭いだけでなく、3mmポートなどの細径鉗子を使うことが多く、癒着防止剤をいかに腹腔内へ入れるか、いかに効率的に目的部位に貼付・散布するかが、問題となる。本セミナーでは様々な癒着防止剤の小児特有の欠点・利点に関して、外科医の目線で述べたいと思う。

【講座内容】
1.小児外科領域の腹腔鏡手術
  ・上部消化管:噴門形成、脾固定
  ・下部消化管:鎖肛、腫瘍切除、重複腸管
  ・肝胆膵:先天性胆道拡張症、膵腫瘍切除
  ・泌尿生殖器:尿膜管遺残
2.癒着防止法の実際と癒着防止材の欠点・利点使用方法・使い分け
 ・スプレータイプ(アドスプレー)
 ・シートタイプ(インターシード)
 ・フィルムタイプ(テナリーフ)
3.求められる癒着防止材
   小児外科領域の特殊性をふまえて

【質疑応答】

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