開催日 | 2024年6月27日(木) |
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開催地 | Web |
<セミナー No.406115 (Live配信)>
<セミナー No.407162 (アーカイブ配信)>
~2024年度薬価制度改革の追い風を活かす~
新規モダリティ医薬の
市場規模/薬価/売上予測と事業性評価
受講形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】いずれかのみ
☆ 情報量の少ない新規市場で、その環境条件やビジネス課題をいかに見通し備えておくか?
☆アカデミアやスタートアップとの協業、資金調達や出資方法、投資・アライアンス戦略をどう考える?
導出・導入や相移行の意思決定のポイント!
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■Live配信:2024年6月27日(木)10:30~16:30
■アーカイブ配信:2024年7月8日(月)まで申込み受付
(視聴期間:7月8日~7月18日)
■講師
中外製薬(株) ビジネスインサイト&ストラテジー部 ビジネスアナリシスプロフェッショナル 高山 健次 氏
■聴講料
1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
■配布資料について
Live配信の開催前日(アーカイブ配信の場合は配信開始日)までにお送りいたします。
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プログラム
【講座主旨】
昨今,核酸医薬,遺伝子治療,細胞治療などの新規モダリティ(治療手段)による医薬品が上市されるようになり,これまで治療が困難であった難治性希少疾患や症状を創薬ターゲットとする新たなアプローチとしても注目されている.なぜ新規モダリティ医薬品が注目されているのか,どのような場面でビジネス評価が必要になってくるのかを確認し,新規モダリティ医薬品の導出・導入や相移行の意思決定に際し重要な役割を担うビジネス評価として事業性評価を取り上げ,その概念や計算方法などの基礎を解説する.
また,新規モダリティ医薬品の事業性評価の特徴として,モダリティ自体や対象となる疾患を扱った経験が乏しく,また社会的にも情報量が少ない状況から,製品自体の特徴から発生するビジネス課題が多く,2024年度薬価制度改革ではイノベーションの評価にも重点が置かれるなど,新規モダリティ医薬品の適正薬価取得に対し追い風となる面もある.一方,新規モダリティ医薬品はアカデミアやスタートアップ企業と製薬企業との協業が発生することから,資金調達や出資方法,企業としての成長戦略や投資戦略,アライアンス方法といった企業自体の特徴から発生する課題も考慮しなくてはならない.本セミナーでは新規モダリティ医薬品の特徴を踏まえた事業性評価項目のポイントについて,事例を交えて解説する.
【講座内容】
1.中外製薬(株)とは?
・中外製薬の特徴と事業モデル
2.開発段階における市場規模/売上予測とその限界
・売上予測の4つの目的とタイミング
・疫学/需要モデルの構成要素と情報源
・売上予測の研究開発ステージと粒度
・ビジネスの価値評価として売上予測は万能か
・マネジメントの質と成功の可否
・戦略的マネジメントとオペレーションマネジメントの関係
3.意思決定を支援する事業性評価とその概念
・事業性評価のゴール、4つの目的とタイミング
・事業性評価を理解する上での重要な指標
・事業リスクと4つの事業性評価の実施方法
・正味現在価値(NPV)と不確実性を考慮した正味現在価値(eNPV)
・事業性評価のアウトプットとその解釈
・意思決定の質を高めるために重要な6つの要素
4.開発段階における事業性評価と重要となるTPP
・TPPの意義と作成のポイント
・TPP作成のタイミングと事業性評価項目
・事例から見えてくるTPP作成に重要な3つのポイント
5.新規モダリティ(治療手段)の特徴
・治療モダリティ(治療手段)の変遷
・希少疾患ビジネスへの期待と不安
・新規モダリティの上市品と開発品
・新規モダリティ製品(核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療等)の特長
・新規モダリティのビジネス評価のタイミング
6.新規モダリティの事業性評価
・新規モダリティの特徴とビジネス課題
・ビジネス課題と事業性評価項目との関係
・売上構成要素(対象患者数、薬価・アクセス)の留意点と推計方法
・2024年度薬価制度改革の意味するところ
・費用構成要素(研究開発費・期間、製造原価、営業費)の留意点と推計方法
・不確実性要素(シナリオ、幅、成功確率)の留意点と推計方法
・経済条件要素(一時金/マイルストン支払、売上ロイヤルティ等)
・導出入候補品の事業性評価に用いる会計基準とは
7.製品チームや経営から信頼の得られる事業性評価を目指して
・中外製薬での事業性評価実施の流れと、確認ポイント
・事業性評価がネガティブとなった場合の対処方法
・事業性評価の役割と目指すところ
・市場調査と売上予測/事業性評価の関係
【質疑応答】
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講師略歴
(専門)
有機化学、医療用医薬品の市場調査・売上予測・事業性評価
(経歴)
・1989年 中外製薬入社
農薬事業部 合成センターへ配属となり、除草剤、昆虫生育抑制御剤等のドラックデザイン、有機合成に5年間従事
薬物動態研究所にて医薬品の代謝研究、分析業務に3年間従事
育成研究センターにて市販後医薬品の育薬研究に3年間従事
・2002年 中外製薬と日本ロシュの経営統合により、本社の医薬事業の企画部門へ配属。
以降、様々な組織名称となるが、一貫して市場調査、事業性評価業務に従事。中外製薬が開発している非オンコロジー医薬品の市場調査、事業性評価に携り、ロシュや第三者からの導出入候補品の売上予測、事業性評価、ライセンスや経済条件の検討等を多数経験。