株式会社技術情報協会

化学プロセスのコスト削減~どこを検討すれば効率的にコスト削減できるか?~

2024/03/12

開催日 2024年5月8日(水)
開催地 Web

<セミナー No.405111>

化学プロセスのコスト削減
~どこを検討すれば効率的にコスト削減できるか?~


☆ プロセスのどこの部分を改善するとどの程度コストダウンが可能なのか?
☆ 固定費、変動費のコスト計算手法
☆ 具体的なコスト削減箇所、削減の取り組み事例
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■講師 
アンリ・コンサルティング 代表 薬学博士 森川 安理 氏 
■聴講料
1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
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プログラム 
【講座主旨】
新規合成法を確立して化学製品の製造プロセス検討を行う目的は、製造コストを削減することです。コスト削減のターゲットは無限にあると言っても過言ではありません。しかしながら、コストダウンに避けるリソースには限りがありますので、どこの部分の改善が最も効率的にコストダウンできるかを知ることが非常に重要になってきます。これを知ることができるのがコスト計算です。
本講座では、まず固定費を含めた実生産時のコスト計算の方法を解説します。変動費については、パラセタモールを例に二つのプロセスでのコスト計算例を紹介します。固定費については、製品の生産量によるコスト変動について詳述いたします。こららの基本をご理解いただくと、プロセスのどこの部分を改善するとどの程度コストダウンが可能なのかが自ずと明らかになります。
最後にブロックバスターと呼ばれる合成新薬のプロセス改良がどこを視点にどのようになされているのかについて解説します。
受講者には、この講座を通してコスト削減を目指したプロセス改善の胆をご理解いただき、業務の改善に役立てていただきたいと思っております。

【講座内容】
1.コストの計算とその削減方法
 1.1 コスト計算方法 1 (変動費:PC)
  1.1.1 原料単価の調べ方
  1.1.2 パラセタモールの変動費計算(2種プロセス)
 1.2 コスト計算方法 2 (固定費:FC)
 1.3 生産量とPC, FCの関係
  1.3.1 0.6乗則を使った固定費コスト計算
 1.4 化合物の価格決定メカニズム
 1.5 固定費、変動費削減の原則
2.具体的なコスト削減方法
 2.1 溶媒回収による溶媒コスト削減
 2.2 排水規制と排液処理コストとその削減
  2.3 エネルギーコストとその削減
 2.4 貴金属触媒コスト削減
  2.4.1 固体貴金属触媒のコスト削減
  2.4.2 可溶性貴金属触媒のコスト削減
 2.5 連続プロセス導入による固定費コスト削減
 2.6 その他の固定費コスト削減方法
3.特許から見る企業のコスト削減プロセス研究例(プロセス化学者はどこに注目したのか)
 3.1 Sitagliptin
 3.2 Ibrutinib Rivaroxaban
 3.3 Ritonavir
 3.4 Rivaroxaban
 3.5 Apixaban
【質疑応答】

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≪講師略歴≫

専門
有機化学
プロセス化学

経歴
1977年3月 東京大学 大学院 理学系研究科 有機化学専攻 卒業
1977年4月 旭化成株式会社 入社
入社後、スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に一貫して従事。この間薬学博士号取得 (東京大学) 。その後、医薬原薬製造工場の工場長を10年経験。化学品、医薬原薬、治験薬等の生産を経験。
2009年?2012年 九州保健福祉大学薬学部 非常勤講師 (一般化学、生物有機化学)
2013年2月 旭化成株式会社 退社
2013年3月 アンリ・コンサルティング 代表 個人事業主として技術コンサルタント業開始
1977年 旭化成株式会社 入社後、スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に一貫して従事。この間、薬学博士号取得。
医薬原薬の工場長を10年経験。工場長として、米国、イタリア、豪州、韓国の当局の査察および、制癌剤を中心にする治験薬の受託生産を経験。旭化成薬学博士を2013年2月末退職。2013年3月より現職。
 

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