ライカマイクロシステムズ株式会社

【第76回日本細胞生物学会大会】ライカ ランチョンセミナーのお知らせ

2024/07/03

開催日 2024年7月17日(水)
開催地 茨城県

ライカマイクロシステムズは、第76回日本細胞生物学会大会にてランチョンセミナーを開催します。
今回は、大橋 啓史 先生(国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター)をお招きし、
超解像イメージングによるウイルス感染依存的な細胞小器官再構成機構の解析についてご講演いただきます。
 
■第40回日本DDS学会学術集会 ライカランチョンセミナー LS1■
公式HP▷ https://confit.atlas.jp/guide/event/jscb2024/top
​​​​【日 時】2024年7月17日(水)12:00~13:00
【場 所】つくば国際会議場 A会場(大会議室101)
【演 題】 
 ①超解像顕微鏡が解き明かすウイルス感染依存的な細胞小器官再構成のダイナミクス解析
   演者:大橋 啓史 先生(国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター)
 ②STEDと蛍光寿命を組み合わせた新たな超解像顕微鏡TauSTED Xtend
   演者:長利 卓(ライカマイクロシステムズ株式会社)

◇演題①概要◇ 
多くのウイルスは自身の増殖効率を最大化するために、様々な宿主因子を利用して複製オルガネラと呼ばれる新規構造物を細胞内に形成させます。モデルとして用いる新型コロナウイルス感染細胞では、小胞体由来の脂質膜構造を大きく改変させ複製オルガネラの一種である二重膜小胞(DMV)を形成し、ウイルスゲノムを複製します。これまでにオキシステロール結合タンパク質がDMV形成に関与することを見出しましたが、DMVは直径が約300~400 nmであり電子顕微鏡以外の方法での直接的観察は技術的に困難でした。DMVの形成と維持にはウイルスー宿主間相互作用を伴う細胞内環境の大きな改変が必須であるため、分子機構の解明はウイルス増殖機構を明らかにするに留まらず細胞生物学の観点からも重要です。本セミナーでは、超解像顕微鏡による可視化がもたらす、ウイルス感染依存的な細胞小器官再構成機構の解析について、最新の結果を交えてご紹介いただきます。

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