共焦点顕微鏡 蛍光寿命測定 FALCON / TauSense / TauSTED / HyD

創薬コンセプト証明とイメージングに新しい切り口を。
ライカの蛍光寿命イメージング。

2024/01/11

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FALCON / TauSense / TauSTED / HyDは蛍光寿命を用いた、ライカ独自の新次元・新機能イメージングです。共焦点顕微鏡STELLARISシリーズに実装されています。
▼STELLARIS 5 / 8についてはこちら▼
https://ptj.jiho.jp/product/159117/product-service/149107

■FALCON / TauSense:輝度画像とは別次元の情報を得られる新しいイメージング技術
・蛍光寿命は蛍光物質ごとに固有の値を持ち、微小環境*により変化
*蛍光物質周辺のpH、イオン濃度、温度、代謝状態、結合状態など
・蛍光寿命の変化から微小環境を知ることができる機能イメージング

■TauSTED:超解像顕微鏡STEDと蛍光寿命イメージングの融合、高い分解能と3Dや長時閾タイムラプスの両立を実現
・STED
画像2枚目(図1)参照:緑の円で示されている共焦点シグナルに赤で示されているドーナツ状のSTEDレーザーを照射します。ドーナツ部分と重なる場所では誘導放出が起こるため、蛍光は放出されません。ドーナツの中心からのみシグナルが得られるため、分解能を上げられます。
・蛍光寿命イメージングとの融合
画像2枚目(図2)参照:ドーナツの中心部分では蛍光寿命が異なります。この蛍光寿命の差と蛍光寿命の解析手法の1つであるPhaser Plotを用いることで高い分解能とS/N比が得られるのがTauSTEDです。 TauSTEDにより従来より高い分解能とS/N比をもつ画像取得や従来より弱いSTEDレーザー出力で同程度の分解能やS/N比をもつ画像取得が可能となりました。

超高感度検出器 HyD:標準検出器HyD S、一分子計測に特化した検出器HyD XとHyD R、すべてが超高感度検出器
・HyD Sの特徴
MPPC※1と呼ばれる、マルチピクセル化したAPD※2をもつライカ独自のまったく新しい標準検出器。ライブイメージングでよく用いられる青から緑領域において極めて高い感度を持っています。高い耐光性を持つため、FRAP※3などの強い光を検出するアプリケーションにも使用可能です。
※1 Multi-Pixel Photon Counter ※2 Avalanche Photodiode:検出した光子数を計測できる検出器 ※3 Fluorescence Recovery After Photobleaching:光褪色後光回復法
・HyD XとHyD Rの特徴
アフターパルスがなく、極めてダークノイズが低いため精度の高い一分子計測が可能です。応答速度が極めて速いため、Lifetime Imagingに最適な検出器。HyD XとHyD Rはそれぞれ赤領域と近赤外領域において高い感度持っています。

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