【核酸医薬品】in silico解析及びマイクロアレイ・qPCRを用いたin vitro遺伝子発現解析

核酸医薬品のハイブリダイズ依存的なオフターゲット効果の評価はCERIへ

2022/07/19

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 核酸医薬品では、核酸特有のハイブリダイズに起因する「オフターゲット効果」によって生じるオフターゲット毒性(『ハイブリダイゼーションに起因するオフターゲット毒性』という。)について評価することが、令和2年3月の「核酸医薬品の非臨床安全性評価に関するガイドラインについて(以下、ガイドラインという)」において推奨されています1)。また、国内で承認されている核酸医薬品においてもこれらの評価が行われています2)
 この『ハイブリダイゼーションに起因するオフターゲット毒性』の原因となる「オフターゲット効果」を評価する方法として、ガイドラインでは、『ヒトのゲノムDNAやRNA情報を用いたin silico解析、あるいはヒト細胞を用いたin vitro遺伝子発現解析などを用いて評価することが推奨1)』されています(図1)。


● in silico解析:核酸医薬品のような短い塩基配列(20塩基程度)の検索において、正確で漏れがないとされる塩基配列検索アルゴリズムが搭載されたGGGenomeを用い、情報秘匿性の高いオフライン環境下でのin silico解析を行います。
 ・この解析を実施することで、塩基配列のミスマッチやインサーション、デリーションを考慮した「オフターゲット候補遺伝子」を抽出できます。

● in vitro遺伝子発現解析:核酸医薬品をばく露した細胞のマイクロアレイあるいはqPCRを用いた遺伝子発現量解析によるオフターゲット効果の評価を行います。
 ・in silico解析により選定された「オフターゲット候補遺伝子」の中からヒトへのリスクを評価すべき遺伝子(オフターゲット遺伝子)の絞り込みができます。
 ・ご要望に応じて、核酸医薬品を細胞にばく露する実験から承ります。

● 信頼性基準in silico解析及びin vitro遺伝子発現解析ともに信頼性基準(薬事法施行規則第43)による試験実施が可能です。

1) 厚生労働省 医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課 (令和2年3月30日、薬生薬審発0330第1号), 「核酸医薬品の非臨床安全性評価に関するガイドラインについて」
2) 厚生労働省 医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課(令和2年3月6日)ビルテプソ点滴静注250 mg. 審議結果報告書

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