蛍光吸光分光装置 Duetta

反応の早い分子間相互作用の蛍光スペクトルを0.1秒未満の時間間隔で取得

2021/08/17

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Duettaは、コンパクトデザイン・シンプル操作を実現した蛍光と吸光の同時測定が可能な装置です。100ミリ秒以下の間隔でスペクトルを高速に測定できるため、反応の早い分子間相互作用の反応過程を捉えることができます。また、新三次元蛍光測定法 A-TEEM*を用いたることにより、従来よりも正確な蛍光指紋測定が実現できます。
*A-TEEM(Absorbance-Transmittance ExcitationEmission Matrix)とは、吸光度、透過率、蛍光スペクトルを同時に取得する分光方法です。

特長
・ 小型装置で蛍光と吸光を一台で測定でき、1,100 nm までのスペクトル測定が可能
・ 経時的な分子の状態変化、分子間相互作用の反応過程の追跡が可能
・ プッシュオープン式カバー、タッチクリーン式ソフトウェアで容易に操作

<アプリケーション事例:FRETの経時変化>
タンパク質と蛍光プローブ間で起こるFRET(蛍光共鳴エネルギー移動)といった反応の早い分子間相互作用も0.1 秒未満の時間間隔で蛍光スペクトルを経時的に取得できます。タンパク質変性剤(SDS) を添加してタンパク質(BSA) が変性後、タンパク質中のトリプトファン残基と蛍光プローブ(ANS) の距離が離れ、FRET が起こらなくなる様子が観察できます。

仕様
データ取得速度:510,000 nm/min
蛍光波長範囲:250~1,100 nm
励起光/吸光波長範囲:250~1,000 nm
外形寸法 (mm):432 x 518 x 366 [W x D x H] 
※DUETTA-Bioは、偏光測定機能対応可能

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