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mRNA-LNPのスピーディーな開発を支える
ワンストップCDMO体制
富士フイルム富山化学
mRNA-LNP製剤の開発は急速に広がっている。一方で、mRNAの設計からLNP処方探索、治験薬製造、商用スケールまでを一貫して担えるCDMOは多くない。富士フイルム富山化学は、富士フイルムグループが15年以上蓄積してきたイオン化脂質ライブラリーとドラッグデリバリー技術、自社の製造・解析機能を融合し、『処方探索から商用製造まで』を一気通貫で支援するmRNA-LNP CDMO事業を展開している。その狙いと強みを、バイオ事業本部の辻畑茂朝氏、朝日翼氏に聞いた。

■グループ力を活かした開発・製造拠点
富士フイルム富山化学は、もともと低分子医薬品、とくに抗菌薬の研究開発や製造で実績を重ねてきた。現在は、これまでの知見を活かした低分子医薬品の製造受託や創薬支援CRO事業に加え、①抗体医薬品、②ADC(抗体薬物複合体)、③mRNA-LNPの3モダリティでバイオCDMO事業を本格化させている。本稿では③について詳しく紹介する。
バイオCDMO関連の施設は富山県内にあり、プロセス・分析法開発やスケールアップ検討を担う富山研究開発センターと、製造拠点が2つのサイト(下奥井サイト、蓮町サイト)に整備されている。蓮町サイト内の既存工場ではLNP製剤のGMP製造について2桁ロットの実績を積み重ねており、新工場ではパンデミック時にも対応可能なデュアルユース体制の構築が進行中だ。
「探索段階から商用スケールまでをシームレスにつなぎ、海外対応も含めてグループ一体でソリューションを提供できることが強みです」と辻畑氏は話す。
■処方探索から治験薬・商用製造までのワンストップサービス
同社バイオCDMO事業の核となるのが、『処方探索から製造まで一貫したワンストップサービス』だ。mRNAの設計は提携ベンチャーとの協業などにより、プラスミドやキャップ試薬を含めたサプライチェーンを構築。そこからmRNA合成、LNP調製、無菌充填、治験薬・商用製造、分析法開発までを1つのプロジェクトとしてマネジメントする。このことにより、工程間のモノの輸送や出荷・受入試験を最小化でき、次工程の準備も前倒しで進められるため、手戻りやタイムラグを抑えた開発スピードアップが期待できる。
とりわけフェーズⅠ用治験薬では『小スケールで早く臨床に入りたい』というニーズが大きい。同社は下奥井サイト内に、富山研究開発センターが管理する治験薬製造施設を活用し、ラボで確立したプロセスをほぼそのまま用いてmRNA-LNP治験薬を製造できる体制を2026年春に整備する予定だ。その後の製造は蓮町サイトへスムーズに引き継ぐ。
「パートナーを変えずに探索から商用まで進めることが、スピードと品質の両面で大きなメリットになります」(辻畑氏)。

■mRNA×LNP×解析技術で開発スピードと品質を両立
ワンストップ体制を支える大きな特長に、mRNAプロセス開発とLNP技術、解析技術の3つがある。mRNA合成では、未キャップ体や切断RNA、二本鎖RNAなどの不純物を抑制するため、キャッピング試薬の選択、DOEによる反応条件最適化、酵素スクリーニングを組み合わせ、不純物の1つである二本鎖RNA量を1桁以上低減できるプラットフォームを構築している。
LNPについては、富士フイルムの研究所が15年以上蓄積してきた研究データとイオン化脂質ライブラリーをベースに、高スループットスクリーニングで多数の処方を一括評価し、統計解析で最適なデザインスペースを構築する。『速く・外さない』処方設計を目指し、肝指向性のLNPだけでなく、肝臓に行きにくい脂質もラインアップしている。
さらに品質評価では、粒径や封入率などの一般的な試験項目に加え、ナノフローサイトメトリーで完全なLNP、核酸未封入LNP、裸のRNAといった粒子の『顔ぶれ』をマッピングし、スケールアップ前後の同等性や製剤処方の妥当性の評価に活用する。
「mRNAはあるがデリバリー技術が必要という方は、ぜひご相談ください。多くの経験に基づき最適なソリューションを提供し、開発を確実・スピーディーに進めるお手伝いをしたいと考えています」と辻畑氏は語り、“ワンストップパートナー”を目指す。
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