| 開催日 | 2025年12月23日(火) |
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| 開催地 | 東京都 |
★法改正の趣旨や社内体制の管理など、基本的なところを押さえた上で、「実践的なリスクアセスメント」を軸にCREATE-SIMPLEの活用,その結果に応じたアクション,ばく露測定,健康診断,管理対策などについて丁寧に解説!
★化学物質管理の実務や指導に当たる事業場の責任者,化学物質管理者,化学物質管理専門家,および産業医の方々必見のセミナーです。
化学物質リスクアセスメントの効果的な実践
~実務者担当者向けセミナー~
<講師>
橋本安全衛生コンサルタント合同会社 代表 橋本 晴男 氏
<日時>
2025年12月23日(火) 13:00-16:00
<会場>
[東京・大井町]きゅりあん 5階第3講習室
<受講料>
1名40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<セミナーポイント>
■講座のポイント
「自律的な化学物質管理」に関する安衛法の改正にもとづき,2024年4月に関連の省令,ガイドライン等が全て施行された。現在,各事業場はこの実践を進めるフェーズにあり,それに伴う様々な課題や疑問も浮上してきている。本講座では,まず法改正の趣旨,必要な社内管理体制等について要点を述べる。次いで,この管理の中核となる化学物質のリスクアセスメントの方法に関して,特にCREATE-SIMPLEの活用,その結果に応じたアクション,ばく露測定,健康診断,管理対策などについて,実践的な観点から説明する。以上を通し,事業場内で化学物質管理を如何に合理的・効果的に進めるかについて,更に,実務上の課題・疑問への対応やそのヒント等について解説する。化学物質管理の実務や指導に当たる事業場の責任者,化学物質管理者,化学物質管理専門家,および産業医の方々等に聴講をお勧めしたい。
■受講後、習得できること
・新たな化学物質管理の法改正の内容と必要な社内体制
・リスクアセスメントとその方法の理解
・ばく露の評価・測定とその方法の理解
・リスクに応じた対応(健康診断を含む)
・社内で化学物質管理をより合理的・効果的に進めていくための方法やヒント
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
労働安全衛生法,有機溶剤中毒予防規則,特定化学物質障害予防規則,作業環境測定法
■講演中のキーワード
自律的な管理,化学物質管理,リスクアセスメント,ばく露測定,化学物質管理者
<講演プログラム>
1. 自律的な化学物質管理(概要)
1) 背景と問題意識
2) 現在までの化学物質規制の仕組み
2. 法改正の内容(概要)
1) (全体概要) 化学物質規制体系の見直し
2) 個別の実施事項
(a) GHSやSDS情報の伝達の仕組みの整備
(b) リスクアセスメント対象物質の拡大
(c) 有害物質の濃度の管理(濃度基準値)
(d) 健康診断
(e) その他の管理
3. 自律的な化学物質管理:必要な専門職種と役割(概要)
1) 化学物質管理の体制
(a) 化学物質管理者・保護具着用管理責任者
(b) 化学物質管理専門家・作業環境測定専門家
(c) 医師・産業医・産業看護職
(d) 作業環境測定士
2) オキュペイショナル・ハイジニスト
(a) 欧米諸国の諸制度と日本における認証制度
(b) 今後の技術者・専門家の育成・教育
4. リスクアセスメントの進め方
1) リスクアセスメントの基本
(a) ハザードとリスク
(b) リスクアセスメントの基本となる方法
(c) 化学物質のリスクアセスメント
2) 健康面のリスクアセスメント
(a) 作業場の事前調査
(b) ばく露・ばく露限界値
(c) リスクアセスメントの諸方法
(d) 利用できる諸ツール(厚生労働省)
3) CREATE-SIMPLE(クリエイト・シンプル)
(a) CREATE-SIMPLEとは-仕組みと使い方
(b) リスクアセスメントの事例
(c) 実務的な対処法-化学物質の数が膨大,結果の解釈の注意点,等
(d) CREATE-SIMPLEの最新版の諸機能
4) 簡易測定
(a) 検知管測定
(b) リアルタイムモニターによる測定
5. ばく露評価・測定の進め方
1) 自律的な化学物質管理におけるばく露評価
(a) リスクアセスメントと測定
2) 最近の法令改正で示された諸測定
(a) 作業環境測定(A・B測定,C・D測定)と溶接ヒュームの測定
(b) 第3管理区分の場合の管理強化と測定
3) 個人ばく露測定
(a) 最近の法令改正による個人ばく露測定の重要性
(b) 濃度基準値がある物質:確認測定
(c) 濃度基準値がない物質(リスクアセスメント対象物)
(d) 一般的方法:日本産業衛生学会ガイドライン
4) 諸測定全体の整理と選択
6. リスクアセスメントの結果に応じた対応
1) ばく露防止対策(要点のみ)
(a) 対策の原則と優先順位
(b) 保護具に関する規制強化-呼吸用保護具のフィットテスト,化学防護手袋の選定ツール等
2) 健康診断
(a) その種類と目的
(b) 対象者の選定
(c) 進め方と留意事項,陥り易い誤り
7. まとめ
1) 事業主に求められる事項と意識改革
2) 事業場内の体制整備と社外リソースの活用
3) 関連専門家・担当者の責任と倫理
4) わが国で自律的な管理を成功させるには
5) 全体のまとめ

