株式会社情報機構

欧州の新機械規則の概要と、機械関連メーカーが求められる対応

2025/11/07

開催日 2026年1月21日(水)
開催地 Web

講師 ESTCJ(EMC&Safety/CEサポート) コンサルタント 井原房雄 氏

講師紹介
・総合電気メーカ:電子機器の開発全般、EMC/製品安全部門(CE、UL/FCC適合サポート)
・関連会社:EMC&安全認証事業の確立、各種製品分野の海外規格適合サポート
・東京都立産業技術研究センター:「製品安全、EMC規制」への適合コンサル
・ESTCJ:「CE取得、米国FCC/U規格等の適合」をサポート

■専門・得意分野
・EU規制の全般解説(EMC/LVD/MR/RED/RoHS/WEEE/PPWR/EPSR/CRAなど)
・製品安全規格の解説(IEC61010,IEC62368-1,IEC60335-1,IEC60204-1,NFPA,UL他)
・EMC規制の全般解説(EMC指令,米国,FCC他)
・電気安全試験の実地サポート
・EMC試験の実践(EN55011,EN55035,EN61326-1,FCC他)

■講座のポイント
・2023年7月19日に、欧州新機械規則(EU)2023/1230が施行されました。
・その結果、機械指令から機械規則への移行期間に入っています。
 (尚、2027年1月20日には、機械指令は無効となります。)
・従って、機械を輸出しているメーカー、また新規に輸出を予定している機械メーカー様は、この新機械規則への準備、および対応が急がれます。
・本セミナーでは新機械規則(EU)2023/1230の全般と対応について解説いたします。

■受講対象
・現在、欧州に機械を輸出している機械メーカーの方々(技術、設計、品質保証、営業、管理職など全般)
・今後、海外への輸出を検討している機械メーカーの方々
・機械メーカーに電気電子機器等(組込品)を納入しているサプライヤーの方々(設計、品質保証、営業、管理職など全般)
・機械を購入し、生産設備を輸出しているメーカーの方々(設備導入、輸出メーカーの担当者)

■受講後、習得できること 
・新機械規則の概要についての理解
・機械指令からの主な変更点
・新機械規則の対応手順について
・新機械規則適合における必須要件についての理解
・技術文書、適合宣言書の作成内容
・機械規則と他の指令(EMC、LVD、RoHS等)との関連性

■講演内容
1. 「機械規則(EU) 2023/1230」の概要
 1.1 機械規則の構成
 1.2 機械規則の適用範囲
 1.3 機械の定義
  1.4 移行日程について
  1.5 機械規則の罰則

2. 機械指令との主な変更点
 2.1 「指令」から「規則」へ
 2.2 適用範囲の再定義
 2.3 「一般原則」、「適合性の推定」などの規定を追加
 2.4 「製造業者の義務」規定の明確化
 2.5 健康と安全に関する必須要件の追加/改訂
 2.6 適合性評価手順(モジュール)規定の改訂

3. 「新機械規則」適合のステップ
 3.1 「機械規則に該当」の確認
 3.2 適合性評価手順(モジュール)の同定
 3.3 整合規格の選択 
 3.4 設計・製造
 3.5 各種試験実施とエビデンス資料のまとめ
 3.6 「技術文書」と「EU適合宣言書」の作成
 3.7 出荷後の維持、管理

4. 現在「機械指令適合品」の機械規則への対応
 4.1 機械指令適合品の新機械規則への対応ステップ
 4.2 適合性評価手順(モジュール)の再同定
 4.3 「健康と安全に関する必須要件」の追加要件の対応
    (1.1.9項:悪意行為対する保護」の対応)
 4.4 技術ファイルから技術文書への改訂
 4.5 「説明書」デジタル化対応等
 
5.Q&A

企業情報

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  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
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