株式会社情報機構

動物用医薬品と動物用医療機器を承認申請するために知っておくべき開発・薬事の基礎

2025/09/10

開催日 2025年11月21日(金)
開催地 Web

株式会社アルビス 獣医師、獣医学士
開発グループ 開発・薬事スペシャリスト
川田 淑子 氏  

講師紹介
1991年3月
大阪府立大学 農学部 獣医学科 卒業、獣医師免許取得
1991年4月~1994年7月
日本鋼管株式会社 (NKK)
・創薬研究における薬理学的アプローチを行う研究者として勤務
1994年8月~1999年12月
アップジョン ファーマシュウティカルズ リミテッドのちファルマシア・アップジョン株式会社
・動物用医薬品の開発及び薬事申請業務、さらに畜産現場における衛生指導や製品紹介等学術業務を兼務
2002年1月~現在
株式会社アルビス 開発グループ
・クライアントからの依頼により動物用医薬品の開発、薬事業務を行うとともに、業界への新規参入や製品の導入などのコンサルティングを行っている。

■専門・得意分野
動物用医薬品の開発・薬事、製造販売承認申請(新規登録、適応拡大、後発品申請)及び再審査申請と必要な業許可等取得に関するコンサルティング <その他関連セミナー>
GCP/GVP/メディカルライティング 一覧はこちら  

日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年11月21日(金) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円

*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引

  セミナーポイント
人用の医薬品や医療機器とは違って、動物用は全然検索にヒットしない、何をどう調べたらよいかわからない、といった声をよく耳にします。本セミナーでは、今まで誰もやれなかった「初心者向けてんこ盛り」の薬事の話をします。内容的には規制の多い医薬品が中心ですが、体外診断薬、医療機器の世界を比べ見ることで、違いが明確になり、理解が深まります。動物薬市場から薬事、開発、果ては獣医師の特例など、盛りだくさんのセミナーにご期待ください。

■受講対象
・新入社員、異動等により動物薬業界に入った方
・動物用医療機器の基礎的な薬事を学びたい方
・新たに動物用の医薬品/体外診断薬/医療機器業界への進出を検討中の方
・動物用の医薬品/医療機器の申請に興味のある方 など

■受講後、習得できること
・アニマルヘルス市場のニーズとトレンド
・動物用医薬品/体外診断薬/医療機器の承認と流通に必要な法規制に関する知識
・動物用の承認申請までにすべきこと
・動物用医薬品/体外診断薬/医療機器の区分表の読み方
・動物用の審査システムに関する知識-人用との違いとその対応

セミナー内容

1 日本のアニマルヘルス市場について
 1.1 日本の動物薬市場の概要
 1.2 日本の動物薬市場の推移
 1.3 動物種別市場規模
 1.4 動物種別市場の推移
 1.5 薬効別市場の推移(Production Animal)
 1.6 薬効別市場の推移(Companion Animal)
 1.7 日本の体外診断用医薬品/医療機器の市場
 1.8 犬及び猫の疾病統計
  1.8.1 ペット保険の請求が多い疾患臓器(犬)
  1.8.2 ペット保険の請求が多い疾患臓器(猫)
 1.9 愛玩動物用医薬品の領域別ヒット製品ベスト5
  1.9.1 売れ筋製品から読み解くニーズとトレンド
  1.9.2 イソキサゾリン系と内部寄生虫駆除薬の配合剤
  1.9.3 競争が激化する犬アトピー性皮膚炎治療薬
  1.9.4 後発品の追い上げ、追い越し
 1.10 愛玩動物用体外診断用医薬品の販売高

2 動物用医薬品と動物用医療機器に係る法規制の概要について
 2.1 承認取得に係る規制、上市後、販売流通に係る規制
  2.1.1 アニマルヘルス関連資材に係る主な法規制
  2.1.2 製造から流通の各段階に求められる業許可の種類(一般薬)
  2.1.3 製造から流通の各段階に求められる業許可の種類(ワクチン)
  2.1.4 製造から流通の各段階に求められる業許可の種類(体外診断薬)
  2.1.5 製造から流通の各段階に求められる業許可の種類(医療機器)
 2.2 動物用医薬品/医療機器製造販売業
  2.2.1 定義と権限
  2.2.2 責務
  2.2.3 三役体制
  2.2.4 GQP省令の適用範囲(医薬品)
  2.2.5 GQP体制省令(医療機器・体外診断薬)
  2.2.6 GVP省令の適用範囲
  2.2.7 機器と体診の品証はGMPとGQP体制省令
  2.2.8 製造販売業許可申請の注意事項
 2.3 動物用医薬品/医療機器製造業
  2.3.1 医薬品製造業の許可区分
  2.3.2 医療機器・体外診断薬製造業の登録
  2.3.3 登録の対象となる製造所の範囲
  2.3.4 製造業の三役体制
  2.3.5 責任者の兼務の可否
  2.3.6 製造業許可/登録申請の注意事項
 2.4 動物用医薬品等外国製造業者認定/動物用医療機器等外国製造業者登録
  2.4.1 外国製造業者の認定/登録がなかったら
  2.4.2 外国製造業者認定/登録申請の注意事項
 2.5 用語の整理~体外診断用医薬品は医薬品から機器寄りへ~

3 開発段階、つまり申請までに何をするか
 3.1 どの分類、どの区分に該当するか
  3.1.1 動物用医薬品の分類と区分
  3.1.2 添付資料の要件
   -動物用医薬品
   -動物用体外診断薬
   -動物用医療機器
  3.1.3 区分表の読み方
   -食用動物向け一般薬
   -愛玩動物向け一般薬
   -生物学的製剤
   -動物用体外診断薬
   -動物用医療機器
  3.1.4 添付資料作成上の留意点
   -ジェネリック品、
   -動物用医薬品としての新規物質、
   -フルオロキノロン系等、
   -既承認ワクチンから一部の成分を抜いた新規ワクチン
   -体外診断用医薬品
  3.1.5 お役立ち情報
 3.2 事業性評価と開発薬事評価(市場調査)
  3.2.1 市場調査で何がわかるか
 3.3 足りない試験成績は何か(Gap分析)
  3.3.1 人用/海外の申請書と日本の動物用医薬品申請要件との比較・分析
 3.4 承認申請までのスケジュール
  3.4.1 候補APIの選定から申請までの流れ
 3.5 開発に要する時間を短縮するために

4 申請から承認に至るまでの流れ、人用との違いについて
 4.1 監督官庁が農林水産省であることによる違い
 4.2 薬事審議会だけでない、食安委、消費者庁への諮問
  -審査会品目と事務局審査品目
  -食用動物用医薬品特有の審査と評価項目
      -体外診断薬の場合
      -医療機器の場合
 4.3 製造と申請資料に求められる品質
  4.3.1 動物用だからといって規制が緩いわけではない
  4.3.2 動物用医療機器にQMSはないが…
 4.4 概要や添付資料の定義の違い
  4.4.1 定義が異なることでトラブルになることも

5 動物用医薬品開発における注意点
 5.1 獣医師の特例
 5.2 費用対効果

企業情報

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  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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