開催日 | 2025年11月21日(金) |
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開催地 | Web |
★ユーザーニーズや開発品評価のための官能評価の基礎知識および、
試験実施法の詳細や結果を商品設計に活かすポイント等について解説します!
官能評価の基礎と具体的実施ノウハウ
~パネルの選定・訓練、アンケート作成からデータの統計分析方法まで~
<講師>
(株)ジャパン・ダイレクト・リサーチ ESOMAR 代表取締役 中野 教子 氏
<日時>
2025年11月21日(金) 13:00-17:00
<形態>
Zoomオンラインセミナー:見逃し視聴あり
<受講料>
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<セミナーポイント>
昨今、商品のユーザーの声を聞き、ユーザーニーズ中心の商品開発が重要とされているが、ユーザーの感覚は主観的なものであり、商品設計には活用しにくいという声をよく聴く。また、官能評価を消費者調査と混同しその一部として捉えたり、官能評価という名前は聞いたことがあるが、そもそもどのような評価なのか、またどのように導入し進めたら良いのかよくわからないという意見もみられる。
このセミナーでは、官能評価の基礎的な内容をカバーするとともに、実務的な事例を取り上げ、官能評価のアンケートの作成方法や分析方法、そして結果を商品企画や商品設計に活かすポイントまで、官能評価を用いてユーザーニーズを製品開発に反映する具体的手法やその留意点について解説する。
また、海外のグローバル企業が実施している官能評価の手法についても詳しく説明する。ぜひ、このセミナーを通して、商品と接したときのユーザーの感覚を的確に捉え、商品設計に活用するコツをつかんで頂きたい。
○受講対象:
・開発業務に携わって2~3年のメーカーの商品企画開発担当者や新人の方。
・官能評価の知識を確認したいメーカーの技術者や商品企画担当者の方。
・官能評価の実施方法をゼロから身に着けたい方。
など
○受講後、習得できること:
・官能評価の手法
・消費者調査との違いや各官能評価の手法や分析方法
・演習を通じた実践的な官能評価のアンケート作成や分析方法
など
<講演プログラム>
1.官能評価の基礎
1)官能評価とは
a) 製品開発における官能評価の活用事例
b) 官能評価と機器評価及び消費者調査との違い
c) 分析型官能評価と嗜好型官能評価
【ミニ演習1】官能評価と消費者調査の体験
2)官能評価を実施するための基礎知識
a) 官能評価を行う環境(官能評価室、オンライン官能評価の環境)
b) 官能評価実施に際しての倫理規定のポイント
①個人情報の取り扱い
②安全性及び有害事象の対応
b) テスト品の評価に影響する要素
c) テストの目的と評価項目の関係
d) 様々な評価スケールとその特徴
【ミニ演習2】回答しやすい評価項目と評価スケール
2.官能評価方法の種類と特徴
1)分析型官能評価
a) 比較評価 – 一対二点比較法、3点比較法
b) 絶対評価 - 記述分析法(QDAとスペクトラム記述分析法)
2)嗜好型官能評価
【ミニ演習3】嗜好型官能評価のアンケートの作成
3.官能評価者の選び方・訓練方法
1)消費者を対象とした官能評価
2)訓練された評価者による官能評価 - 記述分析法の評価者等
①官能評価者の訓練の流れ
②官能評価者の訓練のポイント
4.官能評価データの統計分析方法
1)比較評価 - 一対二点比較法、3点比較法等
2)絶対評価 - 定量記述分析法等
【ミニ演習4】嗜好型官能評価アンケートのデータ分析
5.効果的な結果報告の仕方・結果の活かし方
1)効果的なグラフの活用方法
2)結果報告の注意点
3)官能評価データの倫理的取り扱い
4)製品開発者と官能評価実施者とのコミュニケーション
5) 官能評価結果を製品開発に活かすポイント
6.質疑応答