開催日 | 2025年5月30日(金) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2025年05月30日(金) 13:00~16:30
【講師】
ヒューマンコネクター 曽根 孝之 氏
【ご経歴】
1980年中外製薬(株)藤枝工場入社し、原薬合成および固形製剤の製造に従事した。その後、倉庫部門では工程責任者、品質保証部門では教育訓練責任者、バリデーション責任者や製剤製法改善、FDA監査の対応を行った。ニプロファーマでは工場の品質保証責任者として、バリデーション責任者、教育訓練責任者、CAPA等を担当、全社QMS策定にも参加した。本社信頼性保証部では経口剤品質保証課長として、供給者監査をリードした。ニプロESファーマではGQPの製造工場責任者や原材料の供給者監査を実施、医薬品物流会社でのGDP対応で推進責任者を担当した。
その他に化粧品会社で、化粧品GMP、健康食品GMPを経験し、医療機器製造管理責任者も務めた。
医薬品製造現場での経験が多く、実践的なコンサルティングを得意としている。
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【習得できる知識】
1.GMP知識と関連法令・業界の将来像
2.GMP実務の理解
3.監査に対応する現場管理(巡回)
4.不祥事事件から学ぶ事
5.職務(医薬品業)を再認識(知る)
【プログラム】
1.GMPの歴史
2.講演の背景
3.知っておくべきGMP関連規制
-国内規格
・医薬品医療機器等法=薬機法(法律)・・・旧薬事法
・医薬品医療機器等法施行令(政令)
・医薬品医療機器等法施行規則(省令)=GMP省令
・薬局等構造設備規則(省令)
・GQP省令・・・製造販売業
・GVP省令・・・製造販売業
-世界規格
・ICH ICHQ8・Q9・Q10(製剤)
・ICHQ7・Q11・Q12(合成)
・Q13(連続生産)等
-監査世界共有
・PIC/sGMP
-EHS/SHE関連:安全衛生・環境
・労働三法(労働基準法・労働組合法・労働関係調整法):安全衛生
・産業廃棄物マニフェスト(SDGs)
・ハラスメント など。
4.医薬品工場で働く前に教えたいこと。
1)空気:空調・エアーシャワーのこと
2)水:処理水・精製水のこと
3)電気:弱電気・高圧電源のこと
4)圧空:ドライエアー・ドレン・フィルターのこと
5)設備:計装・計器のこと
6)油:潤滑油・クリスのこと
7)工具:適正工具・メンテナンスのこと
8)更衣:クリーンスーツ・マスク・ヘアーネットのこと
9)手洗い:手洗い20秒・エタノール消毒のこと
10)廃水・廃棄物
11)表示(状態表示)
12)区分保管・動線
5.GMP新人担当者が知っておくべき取り扱う文書、管理方法
・製造指図・記録書
・ラインクリアランス記録書
・設備日常点検
・作業員健康確認記録書
・部外者入退室記録書(健康確認・目的・立会)
・製造衛生管理記録書
・清掃実施記録書
・標準作業手順書(SOP)
・各種バリデーション(URS・IQ・OQ・PQ・PV)
・製造衛生記録書
・コンピュータ化システムバリデーション(CSV)
・署名・捺印登録書
・従業員プロフィール・スキルノート など。
6.新人教育訓練の進め方
「教育区分」
-理論的教育
・GMP概論
・品質方針
・品質システム
・品質リスクマネージメント
-実務的教育
・SOP教育等
-専門教育
・各種資格等
「管理方法」
-年間教育計画(GMP階層別)
-教育登録
-評価方法(筆記試験・実務・レベル評価)
-個人教育記録書
-月次・年次教育訓練報告書
-外部講習の複講の義務化(勉強会開催)
-朝礼教育
-回覧教育
-部外者教育 など
7.不当な事例
「よくある不当(指摘)事例」
・打錠機内部に5年分の廃棄錠が山のように残っていた。
・路上に使用不可の包装資材がパレット積み放置。
・検収記録書なしでラベルを受入れ。
実物確認せず伝票に受領印を押印。
・秤量室のゴミ箱に廃ラベルと原料ポリ袋を廃棄忘れ。
・部外者教育・入退室記録の未実施(未記入も)。
・全員にメモ帳を配布。
・更衣違反→頭巾の胸元解放・腕まくりなど。
・記録書不当な記載
→斜線(枠ごとに)・のの字斜線・まとめてレ点・別人署名 など。
8.自律神経の如く活動
9.職務を知る
【質疑応答】