開催日 | 2025年3月18日(火) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2025年03月18日(火) 12:30~16:30
【講師】
(国研)物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター
生体組織再生材料グループ グループリーダー 博士(工学) 陳 国平 氏
《ご専門》
医用材料、足場材料、再生医療
《ご略歴》
2000年10月~2004年3月 産業技術総合研究所 研究員、主任研究員
2004年4月~2006年12月 物質・材料研究機構 主幹研究員
2007年1月~現在 物質・材料研究機構グループリーダー
2011年4月~2017年3月 物質・材料研究機構MANA主任研究者・ユニット長
2013年10月~現在 筑波大学大学院NIMS連係物質・材料工学サブプログラム教授
《ご活動等》
2006年4月~現在 日本バイオマテリアル学会評議員
2008年10月~2011年9月 JSPS「再生医療の実用化」に関する研究開発専門委員会委員
2012年9月~現在 日本再生医療学会評議員
2015年11月~現在 日本バイオマテリアル学会理事
2024年1月~現在 組織工学・再生医療国際学会アジア太平洋チャプター
(TERMIS-AP)Chair Elect
2022年7月~現在 Materials Horizons, Scientific Editor
2015年 英国王立化学会フェロー
2017年 American Institute for Medical and Biological Engineering(AIMBE) フェロー
2020年 国際バイオマテリアル学会連合フェロー
2023年 Biomaterials Advances Innovation Award 2023
2023年 TERMIS-APのOutstanding Scientist Award
2023年 TERMIS-APのDistinguished Member Award
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
再生医療において、足場材料は細胞を三次元的に分布させ、特定の形状を賦与しつつ、再生のためのスペースを提供するための支持体として重要な役割を果たしている。また、足場材料は、細胞の接着、増殖から基質産生へ向かうように細胞の分化を制御できること、高い生体親和性、機械強度など、実に様々な性質が要求される。加えて、理想的な組織再生を行うためには、増殖した細胞と産生された細胞外マトリックスが組織化し、新しい生体組織が形成される段階で多孔質材料は新しい組織に置換されることが望ましい。そのために生体吸収性高分子の足場材料はよく用いられている。本セミナーでは、再生医療の足場材料の研究開発に関する基礎、作製、評価、応用及び最先端の成果について解説する。
【プログラム】
1.再生医療開発に求められる材料研究のアプローチ
・再生医療の現状
・再生医療の要素技術
・細胞を取り囲む微小環境
・足場材料の役割
2.足場材料の必要条件
・足場材料の種類
・足場材料の必要条件
・細胞の機能制御
・幹細胞の分化制御
・生体適合性
・生体吸収性
・力学強度
・足場材料の機能評価
3.足場材料の現状
・足場材料の原材料
・生体吸収性合成高分子の足場材料
・天然高分子の足場材料
・細胞外マトリックス足場材料
・複合足場材料
・階層構造の足場材料
・パターン化構造の足場材料
4.足場材料の作製技術
・ポローゲンリーチング法
・相分離法
・乳濁液凍結乾燥法
・繊維融着法
・三次元プリンティング法
・氷微粒子法
・生体模倣型マトリックス材料の作製法
・自家足場材料の作製法
・複合多孔質材料の作製法
5.温熱足場材料の作製と応用
・温熱足場材料の設計
・温熱足場材料の作製
・温熱足場材料の評価
・温熱足場材料の応用
6.足場材料の組織再生への応用
・軟骨再生
・骨再生
・骨・軟骨再生
・皮膚再生
・筋肉再生
・心臓再生
・肝臓再生
・肺再生
7.中国における再生医療足場材料の研究開発の現状
8.今後の展望