株式会社技術情報協会

HPLCの基礎・分析テクニックとクロマトグラム判断およびトラブル対策

2024/08/03

開催日 2024年9月27日(金)
開催地 Web

【Live配信 or アーカイブ配信】

HPLCの基礎・分析テクニックと
クロマトグラム判断およびトラブル対策

~ポイント確認のための演習問題つき~

★若手オペレーターに学んでほしい、分析テクニックやクロマトグラム判断のスキルアップ講座
★試料前処理や溶離液作製の技法、ミスをしない工夫やトラブルシューティング
★乱れたピークをいかに判別するか? ピークが乱れる要因と対処法

■このセミナーで学べる事
1,HPLCでの分離メカニズムの理解が出来る。
2,クロマトグラムからの計算法と解析法が出来るようになる
3,試料前処理の仕方、溶離液の作成方法が習得できる
4,日常保守点検はHPLC装置を効率よく使用するための技術習得。
5,トラブルシューティングについては具体的に解説するので、実験見者が自らが治せる範囲とオーバーホールしかない場合の判断が出来るようになる。
上述の項目を理解できることにより、HPLC装置を使いこなせるようになり正確な定量値を得ることが出来る

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■Live配信日時: 2024年9月27日(金)10:30~16:30 
■アーカイブ配信日程:2024年10月8日(火)まで申込み受付(視聴期間:10/8~10/18)
■講師 
ジェイアイサイエンス研究所 所長 松下至 氏
■聴講料
1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
■配布資料について
Live配信の開催前日(アーカイブ配信の場合は配信開始日)までにお送りいたします。 
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プログラム 
【講座主旨】
HPLCの基礎及び分析テクニックについて初歩から丁寧に解説、同時に具体的な日常の保守とミスをしない工夫技法を説明する。クロマトグラム判断では正常な形を理解し変形したピークの要因と改善策を説明する。クロマトグラムの解析法についても説明する。試料前処理の仕方及び溶離液作製法と日常保守とミスをしない工夫技法とトラブルシューティングついて詳しく説明する。
日々の業務でHPLCをうまく使いこなせるにはどのような技術が必要かを念頭に置いて解説して行く。業務中に装置が正常ではなくなった時にはどのように対処してゆけばよいのかも具体的に解説する。この講座を契機に実験者が安心してHPLCを使いこなせるようになることを目指す。

【講座内容】
第1部 HPLCの基礎及び分析テクニック
1.装置の概要と流路フロー図の理解と機器のメンテナンス
 1.1 “ ポンプ 検出器 オートサンプラー レコーダー グラジエントミキサー
 1.2 フラクションコレクター “について
 1.3 カラム種類とカラム選定技法
  ①吸着用カラム
  ②逆相分配用カラム
  ③アフィニテイー用カラム  
  ④イオン交換用カラム
  ⑤ゲルろ過用カラム
  ⑥カラムのスケールアップの計算法
2.溶離液作製法の留意点と活用法
 2.1 吸着クロマトグラフィーのための溶離液
 2.2 分配クロマトグラフィーのための溶離液
 2.3 アフィニテイークロマトグラフィーのための溶離液
 2.4 イオン交換クロマトグラフィーのための溶離液
 2.5 ゲルろ過クロマトグラフィーのための溶離液ための溶離液
3.アドバンテージ
 (純水の製造法、緩衝液の作成法、pH調整液の作製法、溶離液の保存法)
4.クロマトグラム判断と正常な形と変形したピークの要因と改善策
 4.1 クロマトグラムのとRtの解説
 4.2 正常なピークの形の説明 (シンメトリー係数)
 4.3 ピークが乱れる要因、3項目
 4.4 ピークが乱れた場合の改善方法
 4.5 グラジエント溶離法のピークの改善法と分離度向上
  (純水の製造法、緩衝液の作成法、pH調整液の作成法、溶離液の保存法)

第2部 実験中にミスをしない工夫、日常保守点検とトラブルシューティング
1.実験中にミスをしない工夫の技法
 1.1試料溶液のこぼれ
 1.2 マイクロシリンジの詰り
 1.3 オートサンプラーの詰り
 1.4 流路の詰りと洗浄
 1.5 ラインフィルターの詰り
 1.6 プレカラムの洗浄法
 1.7 試料の保存方法
 1.8 溶離液の腐敗
 1.9 カラム洗浄
 1.10 サンプル瓶の汚れ
2.日常保守点検技法
 2.1 装置流路の洗浄に関して
 2.2 使用後のカラムの洗浄と保管法
 2.3 インジェクターの洗浄
 2.4 サクションフィルターの洗浄
 2.5 検出器の洗浄
 2.6 プレカラムの圧力点検
 2.7 サクションフィルターの目詰り点検
3.トラブルシューティング
 3.1 HPLCの駆動ポンプのトラブル
 3.2 溶離液中の脱酸素装置のトラブル
 3.3 ラインフィルターのトラブル
 3.4 オートインジェクターのトラブル  
 3.5 汎用される検出器のトラブル
 3.6 カラム恒温層のトラブル
 3.7 カラム本体のトラブル
 3.8 接続部ネジ山のトラブル
【質疑応答】

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◆講師略歴◆
[略歴] 
愛媛大学大学院理工学研究科物質工学科博士課程修了, 

[教職歴]
大洲農業・愛媛大学・岡山理科大学・岡山学院大学
・愛媛県野村町―科学の学校(独立法人国立青少年教育振興機構)

[現職]  
ジェイアイサイエンス研究所 所長 (愛媛大学博士―工学)
分取クロマトグラフィー研究会 会長

[活動分野]
分離装置の開発業務 クロマトグラフ活用による有効成分の分取精製業務
クロマトグラフィーの特許―2件取得、1件申請中

[化学技術セミナー]
(国内)国立大学 2校、企業研究機関3社
化学物質評価研究機構(クロマト技術セミナー 全国4都市開催)
岡山県工業高校―化学技術研修会

[海外指導]
①台湾食品工業発展研究所―クロマトグラフィーの活用 (集中研修3日間)
②ベトナム;ホーチミンの食品研究所(SIHUB)
③ベトナム;国立フエ大学・農林科学学部― クロマトグラフィーの活用(3日間)
③台湾国立大学・黄世祐教授―共同研究とクロマトグラフィー指導

[専門] 
クロマトグラフィー,化学教育、分離装置の研究(食品加工学)
[著書] 
1.分取クロマトグラフィー技術の展開(アグネ承風社刊 1990年)
2.液体クロマトグラフィー100のテクニック(技報堂出版1997年)
3.Practice Book for Chromatography techniques 
  (四国分取クロマトグラフィー研究会編 1995)
4.廃棄物からの有価物分離利用技術(農水省食品産業エコプロセス研究会1996)
5.液体クロマトグラフィーQ&A100(技報堂出版2001年)
6.M.S ツウェット博士の生涯 (恒星社、厚生閣2002)
7.あなたの液クロは正常ですか (ジェイアイサイエンス出版部 2022)
8.これならわかる液体クロマトグラフィー(化学同人 2011)
9.失敗しない液クロ分析 (化学同人 2013)
10.水環境事典 分担 公社日本水環境学会(朝倉書店2021)

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