開催日 | 2024年6月26日(水) |
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開催地 | Web |
★ご要望にお応えして、「CREATE-SIMPLE」の使い方をじっくり解説!事例を用いた演習でしっかり身につきます。
★「自律的な管理」の基礎から理解して実務に落とし込む
化学物質リスクアセスメント
CREATE-SIMPLEによるリスク見積り手法習得実践セミナー
<講師>
鶴田労働安全衛生コンサルタント事務所 所長 鶴田 光 氏
<日時>
2024年6月26日(水) 10:30-16:30
<形態>
Zoomによるオンラインセミナー
<受講料>
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<セミナーポイント>
■講座のポイント
「はじめに」
今回なぜ、化学物質管理が約50年以上続いた法律による個別管理規制型から自主的な管理型(厚生省では自律的な管理と呼称してます)に変換したのか、その理由を知ることは大変重要です。それにより化学物質管理を実際に行う際の、基本的なスタンスを正しくとることが可能と思われます。この辺のポイントと今回の規制概要について説明します。
「講義のねらい」
まず、第一に化学物質のリスク管理のキーとなるリスクアセスメントの流れをきちんととらえておきます。次のステップとしてリスク見積もりのツールとして、厚労省が推奨しているCREATE-SIMPLEの最新版(Ver3.0.2、2024年4月公開)の使い方について、評価ロジックを理解するために、その設計基準を基にして説明します。最後に、3つの労働災害事例について、CREATE-SIMPLEで演習を行い、更に理解を深めます。この演習資料は、実際に化学物質管理者選任時講習(製造事業者向け)の二日間コースの実習で使用している教材とほぼ同じものです。
<講演プログラム>
1.我が国の労働安全衛生の歴史
・安全衛生管理の考え方~今迄は過去に起きた労働災害事例を調査して対応するいわゆる「後追い型」対策でありましたが、今後は「先取りリスク型」として潜在的な危険性及び有害性を作業する前に見つけ出し効率的且つ効果的にリスク低減を行えるリスクアセスメントの手法を用いて行う安全衛生管理が主流となってきています。この大きな流れの変遷について概要を説明します。
・このリスクアセスメントのルーツともいえる英国の「ローベンス報告」の背景とその考え方の概念を説明します。
2.新たな化学物質管理について
1) 化学物質管理の課題
2) 個別規制型から自律的管理への転換理由
3) 新たな化学物質規制の概要
3. 化学物質リスクアセスメントの概要
1) リスクアセスメントとは
2) リスクアセスメント対象物
3) 化学物質リスクアセスメントの流れと各STEPにおけるポイント
STEP1 化学物質などによる危険性または有害性の特定
STEP2 リスクの見積もり
STEP3 リスク低減措置の内容の検討
STEP4 リスク低減措置の実施
STEP5 リスクアセスメント結果等の労働者への周知
4.CREATE-SIMPLEによるリスクの見積もり方法の習得
1) 操作方法、入力内容説明及びリスク見積もりのロジック説明
2) 3つの労働災害事例による演習
① まずトルエンでの労働災害事例を参考にして、最新版のCREATE-SIMPLE ver3.0.2の設計基準を基に
そのロジックを理解したうえで、リスク低減策を検討します。
② 次に理解したロジックを活用して、2つの化学物質(酢酸エチルとトルエン)を使用した作業での
リスク低減策の検討を実践してみます。
③ 更に、大変許容濃度の低く呼吸器感作性の高い物質であるイソシアネート類含有物質でのリスク低減策を検討します。