eBook: 治療用抗体の発見
ザルトリウスのiQue® 超高速フローサイトメトリープラットフォームは、業界最高レベルのサンプリングスピード、アッセイに必要なサンプル量の削減、プレートベースのデータ管理、統合解析ソフトウェアによって、こうした問題に対処します。
2022/02/21
モノクローナル抗体(mAb)は複数の臨床適応で急成長しているバイオ医薬品クラスの1つです。mAbは、非結合治療用抗体、抗体薬物複合体、二重特異性抗体、CAR-T細胞療法などの多数の治療法の中心です。既存のmAb臨床薬の大部分は細胞表面タンパク質か1回膜貫通型タンパク質をターゲットとしており、その場合は標的抗原の構造が、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)などの複数回膜貫通型タンパク質に比べて、免疫原性がはるかに高い傾向にあります。免疫原性の低い標的をターゲットとするmAb薬開発のニーズが高まり、大規模な抗体スクリーニング戦略で抗体発見ワークフローの初期にバインダーを特定し、機能解析を行えるハイスループットな手法の進歩が求められています。
フローサイトメトリーは抗体の結合と機能の測定によく使用されます。しかし、大規模なスクリーニング試験用の従来のフローサイトメトリーは、スループットが不十分で大量のサンプルを必要とし、サンプリング時間が遅くデータ解析に時間がかかるという問題があります。
トピック:
抗体ライブラリースクリーニング:ハイスループット戦略
治療用抗体発見技術の評価
ウイルス性疾患の抗体:COVID-19抗体療法の背後にある技術に注目
より効率的な抗体発見のための協力と道筋