Partica LA-960V2シリーズと乾式測定ユニットを組み合わせることで、顔料、食品、医薬品、砂など、乾燥した粉末試料の粒子径分布を評価できます。溶媒に分散させる必要がなく、そのまま粉末状態の粒子径と分布幅を瞬時に計測します。圧縮空気によって分散された試料は、ダイレクトにセルに入り込み、空気の流れに従って吸引機へと送られるため、試料が再凝集したり、分離したりするロスがありません。
特長
・自然落下方式で、顆粒・粉薬(散剤)を壊さず、実試料の状態での測定が可能
・自由落下での非分散測定、圧縮空気を用いた強制分散測定両方に対応
・清掃などのメンテナンスも簡単
<アプリケーション事例:造粒粉をそのまま分析>
経口剤である顆粒剤や粉薬(散剤)は表面のコーティングや粒子径を制御することで、飲み易さやどこで溶けて効き目を発現させるかなどを調整しています。医薬品の粒度分布測定では、試料が溶解しない分散溶媒の選定が難しく、乾式での測定が望まれていますが、吸い込み方式の乾式測定では、吸い込むときの圧力により造粒粉が崩れてしまい、本来よりも小さな値が出てしまうことがあります。Partica LA-960V2 と乾式測定ユニットを用いることで、造粒粉を壊さずに乾式で粒子径分布が測定できます。
Partica LA-960V2 乾式測定 仕様
分散方式:ジェットノズル(圧縮空気とインジェクタによる強制分散)
試料供給方式:振動フィーダ式
試料排出方式:吸引機による強制排出
測定粒子径範囲:0.1~5000 μm
測定時間:通常は測定開始から約2秒
外形寸法:332×321×244(mm)[W×D×H](突起部およびLA-960V2測定部本体の寸法は含まない)
電源:AC100 V、50 or 60 Hz、1500 VA(吸引機を含む。LA-960V2測定部本体は含まない)
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