1月31日(金)
DIA Global Oncology Development 2020
~オンコロジー開発のゲームチェンジャーを目指して~
●開催趣旨
がんを取り巻く世界は急速な変化を見せています。がん免疫療法をはじめとする新規医薬品のみならず再生医療や医療機器なども次々と提案され、がん医療の選択肢は拡がりつつあります。ゲノム解析技術の目覚しい進歩に伴う個別化医療の推進、条件付き早期承認制度や先駆け審査指定制度などの整備、希少がんであってもエビデンス構築を可能とするような臨床試験デザインの提案、リアルワールドデータの活用など、新しい話題には事欠くことがありません。臨床試験の環境はデジタルや人工知能(AI)、IoTの波を受けてオペレーションの大きな変革期に突入しました。新しい治療法の評価をいかにシンプルに信頼性の高いものにするかはこれからの臨床試験の課題です。また、がん領域では治験はPatient Journeyの一部であるという考え方が広まりつつある中で、治験への患者さんのアクセス改善も求められています。このような世界的な潮流の中で、今、私たちがすべきことは何でしょうか。“がん”という病気に立ち向かう世界中の人々のために何ができるでしょうか。昨今では、自分ががん患者であることを公表して日々の生活や気持ちを伝えることで世の中に大きな影響を与える人々も増えており、人々のがんに対するイメージ・知識・がん治療への期待も変化しています。まだまだ多くの可能性が秘められたこの分野で、今までの成功体験を一旦横におき、既存の枠組みにとらわれない新しい視点での議論が必要とされています。
本会議では、新しいがん治療技術におけるイノベーティブな開発戦略及び将来のがん治療への期待を基調とし、CAR-T、腫瘍溶解ウイルス、ゲノム医療等の新しい治療技術の開発について共有し議論します。更に、“臨床試験オペレーションの挑戦”と題して、昨今の臨床試験の実施環境や医療とITの連携などを踏まえグローバル開発の中で日本が考えるべき事や真のイノベーションをもたらす未来に向けた構想について議論します。これらの議論が皆様にとって、これからのがん治療とその開発戦略について考える機会となれは幸いです。皆様のご参加をお待ちしています。
●開催概要
日時:2020年1月31日(金)
会場:日本橋ライフサイエンスハブ(室町ちばぎん三井ビルディング(コレド3)8階)
(https://www.nihonbashi-lifescience.jp/#access)
主催:DIA Japan
申し込み・詳細:https://www.diaglobal.org/Tools/Content.aspx?type=eopdf&file=%2fproductfiles%2f8229932%2f20318%2Epdf
●プログラム
9:30–10:00 受付
10:00–10:15 開会の挨拶
一般社団法人 ディー・アイ・エー・ジャパン 植村昭夫
DIA日本諮問委員会議長 / プログラムアドバイザー /第一三共株式会社 齋藤宏暢
10:15–10:30 特別講演
座長 国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 土井俊彦
国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 山本昇
将来のがん治療と開発戦略への期待(仮題)
国立研究開発法人 国立がん研究センター 堀田知光
10:30–10:50 基調講演
座長 国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 土井俊彦
国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 山本昇
演題未定
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 藤原康弘
10:50–12:30 セッション1 新たな治療技術(薬剤と医療機器等)(仮題)
座長 国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 土井俊彦
MSD株式会社 高見朋子
CAR-T(仮題)
ノバルティス ファーマ株式会社 廣瀬徹
腫瘍溶解ウィルス(仮題)
オンコリスバイオファーマ株式会社 浦田泰生
ゲノム医療(遺伝子パネル)(仮題)
京都大学 武藤学
パネルディスカッション
セッション1の講演者および独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 藤原康弘
国立研究開発法人 国立がん研究センター 堀田知光
12:30–14:00 ランチブレイク/展示ブース紹介
14:00–15:10 セッション2 臨床試験オペレーションの挑戦 - パート1
新たな時代に求められる臨床試験現場の変化
座長 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 平田雅一
小野薬品工業株式会社 石橋寿子
日本の臨床試験パフォーマンス~グローバルの視点から
ノバルティス ファーマ株式会社 関根恵理
アジア諸国における治験の現状と向上への取り組み
北里大学病院 熊谷雄治
日本からグローバル試験を主導して見えた他国の現状と日本の課題
~主に米国の施設およびCRAのCapabilityを日本と比較してみて~(仮題)
第一三共株式会社 明畠佑典
Decentralized Trialの実際~ウエアラブルデバイスを使った臨床試験の実績や課題と
Oncology領域における適用の可能性について~(仮題)
Janssen Research & Development, LLC. 延山宗能
15:10–15:40 コーヒーブレイク/展示ブース紹介
15:40–17:30 セッション3 臨床試験オペレーションの挑戦 - パート2
真のイノベーションによる未来構想
座長 ノバルティス ファーマ株式会社 関根恵理
第一三共株式会社 塚本淳
産官学連携によるがんゲノム医療の推進
~患者申出療養による受け皿試験はがんゲノム医療の一助となるか?~
国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 山本昇
日本におけるDecentralized Trial の実現
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 土井俊彦
パネルディスカッション
セッション2、セッション3の講演者および独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 平田雅一
小野薬品工業株式会社 石橋寿子
コメンテーター 一般社団法人東北臨床研究審査機構 村尾知彦
17:30–18:30 総合討論
座長 第一三共株式会社 齋藤宏暢
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 佐藤淳子
パネリスト 国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 土井俊彦
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 藤原康弘
厚生労働省 山本史
国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 山本昇
18:30–18:40 閉会の挨拶
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 藤原康弘
18:40–20:00 情報交換会