【略歴】
2001年 厚生労働省入省 審査管理課配属。主に薬事法改正、オーファンドラック指定、新医薬品承認に関する行政手続き等の業務に携わる。以降、環境省、外務省、産業技術総合研究所への出向も含め、医薬品、医療機器等の安全対策、承認、国際協力、国際貿易等をはじめとした公衆衛生関係業務を広く経験。
2010年~2011年 欧州医薬品庁’(EMA)にてvisiting expertとして日欧間のオーファンドラッグ協力に携わる。
2014年~2018年 世界保健機関(WHO)において、ファーマコビジランスチームにて勤務
2018年4月より現職。
【講演趣旨】
世界保健機関(WHO) は公衆衛生に関する国連の専門機関として、世界の人々の健康を守るための広範な活動を行っている。WHOはこれらの活動の一環として医薬品・医療機器等に関する活動も行っており、その中にはファーマコビジランスも含まれている。
WHO のファーマコビジランス活動は、ジュネーブにあるWHO 本部の中で必須医薬品及び健康製品部の医薬品安全グループが中心となり、国際医薬品モニタリング制度をはじめとした医薬品の安全を守る業務を実施している。
今回は、WHO 国際医薬品モニタリング制度について概説するとともに、WHO でのファーマコビジランス業務についてお話したい。