• PTJ ONLINE トップ
  • お知らせ
  • 【AD】医薬品生産の“これから”を描き出すデジタルエコシステム構想 ~インターフェックスで触れる、商業生産を加速するソリューションの価値~

─AD─
医薬品生産の“これから”を描き出すデジタルエコシステム構想
~インターフェックスで触れる、商業生産を加速するソリューションの価値~

日本エマソン

 昨今製薬業界では、研究開発から商業生産、さらには迅速かつ合理的な出荷管理による安定供給までを見据え、生産体制をデジタルの観点から再構築することが大きなテーマとなっている。少量多品種生産や新規モダリティへの対応に加え、技術移転の高度化や人材不足などを背景に、従来の分断されたシステムや紙ベース中心の運用では限界が来ているためだ。

◉一木氏.jpg
     一木 澄隆 氏

 そうした中、2026年5月20日から開催されるインターフェックスWeek東京2026(第2回 ファーマDX EXPO 東京)に出展する日本エマソンは、製薬業界向けの統合ソリューションの提供によって“デジタルエコシステム”を実現し、製薬企業の“スピードと確実性の向上”を支援する姿勢を打ち出している。
 本稿では、同社が提供するサービスの全体像と価値について、同社ライフサイエンスビジネスセールス部長の一木澄隆氏に話を聞いた。

 

■オートメーションソリューション分野のグローバルリーダー

 米国で1890年に創業されたエマソンは、産業用ソフトウェアとオートメーションの分野でグローバルリーダーの1社だ。2025年度の世界売上高が約180億ドル、従業員数は約7万1000人という規模感で、エネルギー、 化学、半導体など幅広い産業分野で実績を持ち、ライフサイエンスも重点領域の1つに位置付けている。

 「グローバルのトップ25製薬企業すべてが、システムを中心にソフトウェアやサービスなどエマソンの技術を活用しており、全世界で4,000を超えるシステムが導入されています」と一木氏は説明するが、その日本法人である日本エマソンも近年製薬向けビジネスを本格化。医薬品の開発、生産、出荷に至る体制整備を、デジタルとオートメーション技術を軸に支援している。そして、それらを束ねる考え方として“デジタルエコシステム”を前面に出している点が大きな特長だ。

 

■商業生産を加速する“デジタルエコシステム”

 製薬企業が直面する課題は年々複雑化しているが、一木氏は「少量多品種生産のためフレキシビリティが求められ、データインテグリティ対応を含めた堅牢なオペレーションも重要さを増しています。さらに、いかに早く出荷するかという観点でリアルタイムリリースの必要性も認識が深まっています」と業界全体の課題を俯瞰する。これら課題の解決に同社が打ち出すのが“デジタルエコシステム”だ。このエコシステムは、製品の開発から商業生産に至るまであらゆるシーンでデジタルデータを活用し、個々の課題解決や最適化のみならず、システム間の連携によりデータ駆動型の操業を実現。全体最適へのDXロードマップを描く事ができる広域なソリューションで形成されている(図1)。

 

日本エマソン 図1.png
              図1 エマソンデジタルエコシステム

 ファーマDX EXPO 東京ではいくつかのシステム展示を予定しており、それぞれのユニークな特長とともに、デジタルエコシステムによってもたらされるデータ連携が生み出す改善効果を訴求する。

 

■ワンクリック技術移転によるパイプラインの加速

 現在多くの企業は、レシピの構造化、MES、制御システムなど技術移転の度に同じデータを繰り返し手入力する煩雑さやレビジョン管理に苛まれているが、これに対し同社のデジタルレシピマネジメントシステムでは、開発段階で作成されたレシピ情報を一元化して利活用し、“Single Source of Truth = 唯一の正しい情報”として管理が可能だ(図2)。さらに、レシピに含まれるパラメータをワンクリックでMES、SCADA、あるいはDCSなどの生産システムに転送することができ、グローバルのユーザでは技術移転に要する時間を数か月短縮することに成功している。

 一木氏は、「少量規模の治験薬製造から大規模商業生産、さらには創薬企業とCMO/CDMOとの関係性を加速的に発展させていくため、デジタル化されたレシピと技術移転の効率化は今後ますます重要な意味を持ってくると考えています」と、説明する。

 

日本エマソン 図2.png
         図2 デジタルレシピマネジメントとワンクリック技術移転

 

■他社システムとの連携でも強み、個別機能からの“デジタル化”も可能

 デジタルエコシステムを構成するソリューションは多岐にわたるが、「必ずしも全てを導入いただくことを前提に考えてはいません」と一木氏は補足する。「当社のソリューションは多くのシステム・機器と連携できる強みがあり、必要な部分を選択して活用」とし、個別の機能導入からはじめ、必要に応じて段階的に全体へと広げられる柔軟性をもった提案であることを示唆した。

 例えばMESに関しても、電子バッチ記録や例外管理による品質レビュー効率化でデータインテグリティを担保しながら出荷の迅速化に大きく貢献できる事は多くのユーザで認識されているところである反面、導入には大きなコストと時間を要することが一般的に知られている。そこで同社は、最小限の労力で導入できる機能の提供を開始したという。 

 「紙のマスターバッチレコードをインポートしてシステム内に構築する機能があり、これは数カ月かかっていた入力作業を大きく削減できる効果をもたらします。本機能から開始可能なライセンス展開で、まずは“紙からデジタルへ”というデジタル化の第一歩として活用いただけます」と一木氏は紹介。導入のハードルを下げることで、多くの顧客にデジタル化のメリットを提供していきたい意向を示した。さらに、デジタル化されたレシピデータは、S88に則ったデータ構造を持つ制御システム(DCS)とシームレスに連動することが可能であり、自動化の加速と柔軟な製造品目への対応を支援する。

 

■現場の”今”をリアルタイムに反映する自律スケジューリングシステム

 実製造の段階になると、適切な生産計画が重要になる。バッチの遅延、急な欠員調整や出荷変更の依頼など、計画通りにいかないのが製造現場の現実であり、生産効率化や最適化において課題や改善点がないかという疑問に向き合っているユーザも多いことだろう。同社が2025年に出展した際に最も反響が大きかったという生産スケジューラについて一木氏は、「生産スケジューラの機能として、ERPから落ちてきた計画をそのまま実行するのではなく、現場イベントを反映しながらオンラインで再計画を行えます。つまり、現場の実情を反映した“絵空事にならないスケジューリング”が可能になります」と説明する。

 同社の生産スケジューラは、ERPに限らずMES、LIMS、DCS/PLCといった製造と直結したシステムと接続し、自律的なスケジューリングを行うものである。製造現場でのバッチ進捗をモニタリングして製造現場で起こりうるさまざまな問題に対し、リアルタイムに計画を変更・反映し、出荷計画の遵守を支援するばかりではなく、後工程の待ち時間解消など生産性の向上にも寄与するものだ。加えて、精密な生産モデルを用いたシミュレーション機能は、ボトルネックや生産停止を回避するための分析、あるいは生産量拡大のための人や装置の必要な投資リソースの分析まで、現実感を伴った重要なビジネス判断が可能になる(図3)。

 

日本エマソン 図3.png
          図3 リアルタイムリリースを支援する自律スケジューラ

 

■DX展開をプランニングする情報収集の場として活用も

 展示会場では、広域なソリューションの中から前述のシステムに加えデジタル診断機能などを有したスマートフィールド機器も出展予定。一木氏は、「開発、製造、保全、サプライチェーンに至るまで、DX化を進めることでいかにユーザに貢献できるのか、デジタルエコシステムを構築するメリットを活用事例と成果を含め説明し、各ユーザに寄り添ったロードマップを提案させて頂きます」としている。

 同社は、こうしたデジタル技術やソリューションに関するセミナーも複数開催する。将来的な全体構想を見据える企業はもちろん、まずはデジタル化による効率化・省力化の第一歩を踏み出したい製薬企業にとっても、同社の展示ブースは有力な情報収集の場となりそうだ。
 

■「第2回 ファーマDX EXPO 東京」に出展する日本エマソンの展示・セミナーの詳細はこちら

 


■お問い合わせ
日本エマソン株式会社
〒105-0023 東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館17F
TEL:03-4572-6800
E-mail: japan.event02@emerson.com
URL:https://www.emerson.co.jp
 

前のページへ戻る

この記事に関連する商材情報

こちらの記事もご覧ください

    TOP