2月27日(金)
日本薬剤学会 第10回 物性FGセミナー
医薬品開発における熱分析の基礎から応用
●主催者より
熱分析は、医薬品の研究開発において欠かせない技術であり、創薬ステージからCMC研究、品質管理まで様々な場面で使用されている。近年では、モダリティの拡大に伴い、医薬品開発における熱分析の活用も多様化している。特に、難溶性薬物の可溶化処方における非晶質の状態評価、中分子や高分子の熱変性温度(Tm)評価などが挙げられる。これら特性評価は、製剤の安定性や有効性を確保するために重要であり、熱分析を活用した効果的な製剤設計を通して、医薬品の開発プロセスを加速させることが期待される。今後、熱分析は更に多様なモダリティの特性解析への活用が期待できる。
本会は初心者から中級者を対象に「わかりやすい」をコンセプトとしている。熱分析を用いて研究されている産官学の研究者からご講演頂き、熱分析研究について基礎から学ぶ機会を提供する。
●開催概要
日時:2026年2月27日(金) 10:30~17:00
場所:大阪医科薬科大学 本部北キャンパス 講堂
〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号(https://www.ompu.ac.jp/access.html)
参加費:セミナーのみ:一般 7,000円、学生 無料
セミナー+情報交換会:一般 10,000円、学生 3,000円
*情報交換会(17時半~19時を予定)は、飲み物+軽食を準備します。
●参加申込方法
参加を希望される方は、参加登録用URL(こちら)より、①メールアドレス、②お名前、③ご所属、④参加区分(一般 or 学生)、⑤情報交換会の参加の有無について、2026年1月30日(金)までにご入力いただき、費用をお振込み下さい.領収書が必要な方は、登録時に備考欄にその旨をご記載下さい.不明な点がございましたら、E-mail(bussei.fg.apstj@gmail.com)までご連絡ください.
●お問い合わせ
事務局:日本薬剤学会 物性FG事務局 担当 伊藤 雅隆
〒274-8555 千葉県船橋市習志野台7-7-1 日本大学薬学部薬剤学研究室内
E-mail: bussei.fg.apstj@gmail.com
URL:http://bussei-fg.com/
●プログラム
司会:橋塚 貴彦 (沢井製薬株式会社)
10:30-10:35 はじめに
我藤 勝彦 (大塚製薬株式会社)
(座長:山﨑 浩司 (アステラス製薬株式会社))
10:35-11:15 熱分析の概要とDSC, TG-DTAの基礎
葛西 佑一 先生 (株式会社日立ハイテクアナリシス)
11:15-12:05 DSCによる非晶質薬物の結晶化解析 ―データばらつきを抑える操作ポイント―
宮崎 玉樹 先生 (国立医薬品食品衛生研究所)
(座長:新井 勇太 (武田薬品工業株式会社))
13:15-13:55 熱分析技術による中高分子医薬品の物性評価:ITC・DSCの応用事例
廣瀬 雅子 先生 (スペクトリス株式会社)
13:55-14:45 熱測定から見えるタンパク質の構造・物性・機能
織田 昌幸 先生 (京都府立大学)
(座長:杉田 和也 (中外製薬株式会社))
14:55-15:35 抗体医薬品開発における熱分析の利用
平川 祐也 先生 (塩野義製薬株式会社)
15:35-16:15 熱分析を利用した核形成至適温度の探索 -非晶質の安定性のより深い理解へ-
石塚 太一 先生 (小野薬品工業株式会社)
(座長:安藤 大介 (国立医薬品食品衛生研究所))
16:15-16:55 物性研究の振り返りとこれから
池田 幸弘 先生 (Pharmaceutical science & Consulting)
16:55-17:00 おわりに
篠崎 妙子 (第一三共株式会社)
※講演スケジュールは変更される場合がございます。






