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2024年7月、
グローバル装置メーカーGEA社の日本総代理店として本格スタート

双日マシナリー

 固形製剤、注射剤向けに独自技術を駆使したプロセスソリューションを提供し続け、近年では固形剤連続生産や凍結乾燥、封じ込め技術などに強みを発揮し、実績を拡大しているGEA社。
 そのGEA社製品を、双日グループの一員である双日マシナリーが、自動省力機械メーカーである京都製作所とパートナーシップを結び、2024年7月から国内総代理店としての活動を本格スタートさせる。本稿では、双日マシナリー取締役 執行役員の太田昌宏氏とシニアアドバイザーの遠藤幾勇氏に、今後の計画や意気込みに加え、2024年6月に開催されるインターフェックスWeek東京への出展について話を聞いた。

 

■強みを生かしてGEA社製の価値を最大化

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   太田 昌宏 氏

 双日マシナリーは、2021年4月1日に双日グループ会社4社を統合し、機械セグメント中核事業会社として発足。自動車、航空・社会インフラ、エネルギー・ヘルスケアなど多岐にわたる分野でビジネスを世界展開している。今回、GEA社の製品を取り扱うことで、ヘルスケア領域の強化を図りたいとしている。

 「GEA社の製品は、高品質な医薬品を効率的に製造できることが評価され、グローバルメガファーマにも採用されています。わが社の長年の経験を生かし、日本のお客様にその価値をより実感していただくきっかけをつくり出し、GEA製品の価値を最大化していきたい」と太田氏は語る。

 

 GEA社は、連続高せん断造粒機、乾燥、錠剤化システムを含む粉体ハンドリングから造粒、ペレット化、乾燥、打錠、コーティングまでの製造プロセスのほか、バッチ式、連続生産方式含め、固形製剤生産最適化を図る製造機械、トータルシステム、さらに封じ込め技術に加え、さまざまなソリューションを展開している。なかでも、GEA Pharma Solidsセンター(ベルギー)では、経口固形剤用の開発、連続製造技術、シミュレーションなど、顧客の製品評価、最適化に寄与しているほか、トレーニングなどの要望にも応える体制を整えている。また、原薬製造におけるプロセス技術やバイオ医薬における発酵、分離、凍結乾燥、無菌噴霧乾燥における装置設計・開発なども行っている。

 「GEA社のポートフォリオには、機械やプラントだけでなく、高度なプロセス技術、コンポーネント、包括的なサービスも含まれており、生産プロセスの持続可能性と効率性を世界的に向上させています。2015年にVertex社が治験を目的として米FDAに製造申請をして承認を受けた世界初の連続製造プラットフォーム『ConsiGma』をはじめ、革新的な製品を創造していることも、メガファーマに採用される理由の1つとして挙げられるでしょう」と遠藤氏は、GEA社に絶大な信頼を寄せる。

 

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           GEA製品の凍結乾燥機+自動入出庫装置「ALUS®

■シナジー効果と高付加価値で顧客満足度を向上

 パートナーシップを結んだ京都製作所は、包装機械事業、ラインエンジニアリング事業、IT関連機器など、高度な技術と開発力でさまざまな企業を支える総合産業機械メーカーである。

 「将来的には、より深化させた協力体制を整えることも視野に入れています。また、京都製作所様の自動包装システムとGEA社の連続生産装置を連結させることで、製剤から包装まで一気通貫のシステム構築を目指したいと考えています」(太田氏)。

 さらに今回、GEA社製の取り扱いに伴い、サービス拡充の一環として、アメリカ薬局方(USP)を作成している民間組織Pharmacopoeial Conventionのグループ会社で、製薬・ライフサイエンスコンサルティング会社のPharmatech Associates(ファーマテック・アソシエイツ)によるグローバル展開支援サービスも準備中だという。

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   遠藤 幾勇 氏

 「どんなに高性能な機械で医薬品を製造したとしても、それがグローバルの規制当局に承認されなければ販売することはできません。規制当局の動向を熟知しているコンサルティングサービスを受けることで、リスク回避が可能になるだけでなく、経費の抑制にも繋がります。ファーマテック・アソシエイツは、医薬品や医療機器などのプロセス開発、薬事、検証を含む多岐にわたるサービスを提供できる専門家集団です。グローバルな規制当局に認められたGEA社の最新装置をスムーズに日本国内に配置し、製品をより快適にご使用いただける環境を整え、コンサルティングサービスという高付加価値を実感していただけるビジネス展開を目指します」(遠藤氏)。

 

■インターフェックスWeek東京で豊富な機器を実機で展示

 2024年6月26日~28日に東京ビッグサイトで開催されるインターフェックスWeek東京では、大型ブース(原料加工ゾーンNo.4-6)を出展する。
 ブースでは、一体型コーティングConsiGmaシリーズから「Gentle Coater」、「Compact Feeder」、「Linear Blenders」や封じ込めバルブ「BUCKAC」などの実機を展示。また、GEA社からは、固形剤および無菌医薬品の凍結乾燥機のセールスマネジャー2人も来日し、来場者からの質疑にも対応するという。

 「今回の展示ブースでは、わが社としては初めてGEA社の実機および一部主要部品を展示するほか、連続生産やコンテインメントなどに関する最新情報などもご用意しています。また、グローバルビジネス展開を希望するお客様のご相談にも対応したいと考えています。ぜひ、双日マシナリーのブースにお立ち寄りください」(遠藤氏)。

 今回、双日マシナリーが総代理店に名乗りを上げた理由を、"GEA の革新的な世界最先端の装置には夢と希望とロマンがあり、同じ想いの仲間と手掛けることにした"と明かす。GEA社製品を熟知した営業と技術者を筆頭に、これまで培ってきた経験と知見を武器に、グローバル企業の双日マシナリーと包装機械のリーディングカンパニーの京都製作所とのシナジー効果で、ユーザーにさらなる高付加価値を提供していきたいとする両社に、さらに期待が集まるだろう。

 

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            会場で「ConsiGma」の一部を展示

 


■お問い合わせ
双日マシナリー株式会社 生活産業システム部 GEAビジネスユニット
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-1 丸の内センタービルディング
TEL:03-6777-5990
URL:https://www.machinery.sojitz.com
営業窓口:岡田 隆介  okada.ryusuke@sojitz-mac.com  080-7931-8835
               遠藤 幾勇  endo.ikuo@sojitz-mac.com         080-3560-6433

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