能登地震、日東メディックが69品目の出荷再開へ 自動倉庫の復旧にめど

 富山市に本社を置く医薬品点眼液専門メーカーである日東メディックは2024年1月11日、能登半島地震の影響で薬を保管する自動倉庫が稼働できず製品を取り出せない状況にあるとして9日に出荷一時停止の案内をした冷蔵(2~8度または10度以下)保存品を除く全製品について、出荷再開のめどが立ったと医療関係者向けサイトで周知した。

16日をめどに順次再開

 出荷一時停止を案内していたのは、点眼液を中心とする69品目。同社によると、自動倉庫の設備は故障していないものの、倉庫内にあるパレットの位置がずれ、製品を取り出せなくなっていた。復旧のめどが立ったため、69品目の出荷再開を決めた。12日から順次受注を開始し、16日をめどに順次出荷再開するよう作業を進めている。

8品目は限定出荷の形で

 ただし、▽D・E・X点眼液0.02%/0.05%/1%「ニットー」▽デキサメタゾン眼軟膏0.1%「ニットー」▽フルオロメトロン点眼液0.02%/1%「ニットー」▽ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニットー」▽エルナススティック アデノウイルス―の8品目は限定出荷の形での再開となる。それ以外は通常出荷する。【日刊薬業】

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