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データインテグリティ対応、自動頑健性評価を備えた
AI支援・次世代HPLC自動メソッド開発ソフトウェア
誰でも簡単に使いやすく、低コストで、効率化・省力化を実現

クロムソードジャパン

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左)小西 一豪氏、右)北村 裕子氏

 医薬品の開発、品質評価などにおいて、HPLC(High Performance Liquid Chromatography、高速液体クロマトグラフィー)は欠かすことのできない分析技術であり、HPLCの分析メソッド開発、分析結果の評価、さらには監査証跡やユーザーの管理など、一連の分析業務は、膨大なデータ・作業量となる。そうした日々の業務をサポートするソフトウェアとして、ChromSword 5.5 PowerStationがある。本製品を販売するクロムソードジャパン株式会社の代表取締役 小西一豪氏とセールス・マーケティング部 北村裕子氏に特徴を聞いた。

 

 クロムソード社(ドイツ)は、30年以上のクロマトグラムのシミュレーション技術を核とするノウハウを生かし、現在、主にAI支援でHPLC、LC/MS(液体クロマトグラフ/質量分析計)の自動メソッド開発をトータルにサポートするソフトウェア製品を提供している。クロムソードジャパン株式会社はその日本法人として設立され、ソフトウェア提供のほか、デモンストレーションやセミナーを通じてHPLCのメソッド開発に必要なノウハウ、スキル、知識を提供している。

 

■データインテグリティに対応 監査証跡やユーザー管理にも有用

 ChromSword5.5 PowerStationは、FDA 21 CFR Part 11(電子記録・電子署名に関する規則)や、AQbD (Analytical Quality by Design)、ICH Q14(分析法の開発)ガイドラインの対応に要する機能を搭載している。ChromSword5.xをベースに開発されたデータインテグリティバージョンであり、本製品導入にあたって、管理面でのメリットがいくつかあるという。

 1つ目は、導入後のデータベースの運営・管理コストが比較的低く抑えられるということ。クライアント・サーバーシステムで設計されており、SQLサーバーを用いることによって登録ユーザー数の制限にしばられず、ユーザー数増に伴うコスト増がないというのは、長期間利用することを見据えると大きなメリットとなる。

 2つ目として、アドミンコンソール機能が備わり、ユーザー管理では、権限割り当てや定期的なパスワード更新の管理が行えるほか、監査証跡(オーディットトレイル)により、行動や変更に関するログの管理、変更されたファイルのデータベースへの自動保存、閲覧などが可能となる。また、ソフトウェアや装置の使用状況などのユーザーアクティビティをグラフで可視化し、容易に把握することができるのも、このアドミンコンソールの大きな特徴といえる(図1)。また、「英語/日本語の言語切り替えが可能で、たやすく英語のレポートが出力できる。本製品はウィザード形式であるため、誰でも簡単に、感覚的に操作できる」と、小西氏は製品のアドバンテージについて語る。

 

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   図1.可視化されたユーザー管理画面(左:監査証跡、右:アドミンコンソール)

 本製品では新たに実装された前述のアドミンコンソール機能のほか、ChromSwordの大きな特徴的な機能である①自動メソッド開発(ChromSword Auto)、②自動頑健性評価(AutoRobust)があり、アジレント・テクノロジー株式会社、株式会社日立ハイテクサイエンス、日本ウォーターズ株式会社、サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社の4社のHPLC製品を直接制御することで、それぞれの機能を発揮する。

 また、前述の2つに加え、③データブラウジング(ReportViewer)や④オフラインのシミュレーション(ChromSword OffLine)といった、株式会社島津製作所のHPLCなど、機種を問わず導入可能な機能もある。

 ChromSword OffLineは、構造式からの最適なカラム・溶媒の選択、ユーザー自身がHPLCより取得した分析結果による、グラジエントなどの溶媒条件、温度、pHなどの条件(因子)の最適化シミュレーションが可能な機能まで備えている(図2)。また、本製品はソフトウェア構成を自由に設計することが可能なため、北村氏は「ChromSword5.5 PowerStationのアドミンコンソールをベースにして、例えば品質管理部門では、規制環境下での日々のルーチンワークでの活用や、ICH Q14ガイドラインに向けて、頑健性評価のみを目的とした活用など、お客様の目的に合わせた製品の提供も可能なので、ぜひ相談してほしい」と話す。

 

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        図2.HPLC分析メソッド開発のトータルソリューション

■視認性の高いインターフェースを活用したデザインスペースにおける頑健性評価

 本製品の最大の強みであるシミュレーション機能が発揮されるのが、自動メソッド開発と自動頑健性評価だ。分析技術の進歩とともにスピードが求められ、品質評価の精度・品質担保の頑健性も高度化が進むなかで、メソッド開発を行いながら頑健性を評価するのは、効率・コスト面を考慮しても必須といえる。

 自動メソッド開発では、ChromSword Autoに同梱されるソフトウェア Developerが、HPLCを直接制御し、クロムソード社がこれまでに培ってきたクロマトグラムシミュレーション技術による独自のAIアルゴリズムを通じて、より短時間で、よりよく分離されるようメソッドの最適化を行い、サンプルを置くだけで、最短3回の分析で完了する。

 自動頑健性評価にあたっても、AutoRobustを用いることで、変化させたいパラメーターにチェックを入れるだけで実験デザインを容易に設定でき、しかも、設定ミスが少なくなるよう、操作性・視認性が高い設計になっている。誰でも即座にシークエンスを組むことが可能で、測定開始まで数分とかからない。測定後は統計的解析が行われ、自動構築されたデザインスペースでは、温度などの要因を動かしながら、頑健性の高いメソッドを視覚的に検討することが可能であり、統計解析に不慣れでも簡単に頑健性評価が行える。図3に示すように、ChromSwordの強みを生かし、デザインスペース内におけるある条件下でのクロマトグラムのシミュレーションが画面右上に表示され、視覚的にピークの動きや重なり具合の把握が可能である。

 導入後の効率化という点について、北村氏は「例えば、メソッド開発にかかる時間を3分の1程度に短縮することができる」と話す。実際にユーザーにアンケートを実施したところ、「回答を得られた40人のうち、中には80%以上効率化(全回答の26%)ができ、導入したユーザーのほとんどにおいて、ある程度の効率化が図れたという結果になった」と北村氏は語る。また、「効率化によりHPLCの稼働時間が少なくなることによる、電気量の節約や、溶媒の使用量や廃棄量の減少、コスト削減はもちろんのこと、環境に配慮したカーボンニュートラルに向けての取り組みにもなる。リモート操作も可能なので、昨今の在宅ワークやライフワークバランスといった働き方改革にも対応できる。そうしたメリットについて言及されるユーザーも多い」と、多様なメリットがあると添えた。

 

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           図3.デザインスペースの頑健性評価とシミュレーション
 

■充実したサポート体制でフォロー

 サポート会員には、登録されているカラムリストのデータベースや、日本薬局方に合わせたメソッドを無償提供し、ダウンロードして取り込むと本製品のメソッドに反映されるといった、ユーザーニーズに合わせた利便性の高いコンテンツを備えている。また、ドイツ本社と密に連携をとることで、技術的な質問や、今後の新機能に関するリクエストなどにも対応している。

 HPLCという分析業務に本製品を組み込むことについて、「日々のルーチンだからこそ、効率化・省力化の意義は大きい」と小西氏は強調する。「ChromSwordは、欧米はもちろん、日本でも多数の製薬企業を中心に導入されてきた。これまでの実績をベースに開発されたChromSword5.5 PowerStationを、通常のHPLCの分析業務で運用するとともに、データインテグリティツールや、薬事申請にも使用できるデータソースとしても、安心して活用していただける。今後もユーザーの要望に応えてフレキシブルに対応していきたい」と述べた。

 

■今回ご紹介した製品紹介動画はこちら
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◎クロムソード社(ドイツ)のホームページはこちら

 


■お問い合わせ
クロムソードジャパン株式会社
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-10-10 
E-Mail:info@chromsword.co.jp
URL:https://www.chromsword.co.jp

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