• PTJ ONLINE トップ
  • お知らせ
  • 【AD】次世代の自動滴定装置が製薬企業のラボに変革を起こす ―モジュール式でユーザーニーズに自在に応える

─AD─
次世代の自動滴定装置が製薬企業のラボに変革を起こす
―モジュール式でユーザーニーズに自在に応える

メトラー・トレド
   

岩本氏.jpg
岩本 修子氏

 ラボや製造プロセスで使用される電子天びんや熱分析装置、紫外可視分光光度計などの精密機器とサービスで世界をリードするグローバルメーカーのメトラー・トレド。長年培ってきた経験と知見から、ユーザーのプロセス合理化や生産性向上、規制要件へのコンプライアンス、コストの最適化実現を強力サポートしてきた。同社が現在、注力している1つが「ユーザーが望むことを的確に叶える、次世代の自動化」だ。同社ラボインスツルメンツ事業部の岩本修子氏に、主力装置とそれらの機能をさらに強化するツールについて話を聞いた。

 

■水分含有量測定をシンプル・安全に実行

 日本薬局方の一般試験法にも収載されている水分測定法であるカールフィッシャー法は、汎用的な測定で測定頻度が高いにもかかわらず、1検体ずつ測定する手間に労力を割くケースが少なくない。現在は装置機能も進化し、測定ワークフローの自動化が推進されるようになり、日常管理から測定結果やその管理まで、あらゆるケースを想定してニーズに応えるシステム提供が可能になってきた。

 同社の容量・電量法対応のカールフィッシャー滴定装置は、ボタン1つ押すだけで高精度な水分含有量の測定を開始。「Solvent Manager」機能で、試薬を充填、排出、交換まですべて完全制御されている。「LevelSens」機能においては、溶液量がモニタリングされ、廃液ボトルのオーバーフローが回避される仕様となっており、安全性の向上につながっている。

 さらに、「Reagent Control」機能が重要なパラメータをモニタリングするため、測定水分量が上限に達すると試薬の交換を求めるメッセージがユーザーに送信され、あらゆる試薬との接触を回避できるなど、滴定装置単体だけでも効率化に威力を発揮してくれる。 また、水分気化装置付オートサンプラーを使用することで、多検体測定が完全自動化されるため、昼夜運転が可能になり作業性が大幅に改善。容器はバイアル式になっているため、サンプリング時の無駄な吸湿を防ぎ、ばらつきの少ない高品質なデータ取得が実現する。

 

画像1.jpg

 

■オプションの組み合わせでニーズに応える

 「滴定装置単体だけでなく、試料の重量を測定する天びんに搭載されている機能の『SmartSample』や、化学物質や試薬、標準物質の識別データなどGLPに必要な試薬情報が滴定装置に自動転送される『SmartChemical』、オートサンプラー『InMotion』、ソフトウェアプラットフォーム『LabX』などのオプションと組み合わせることで、単なる自動測定ではなく、測定のワークフローが自動化されます。サンプル溶液調製などの前処理工程も自動化することができるので、これまでの作業時間が大幅に短縮され、手作業工程がなくなることで、作業者に依存しない測定フローになります。モジュール設計のため、将来の変更にも対応できるので、設備投資のプランに合わせてフェーズ分けすることも可能です。これらのシステムをオートメーションとしてお客様の運用に合わせて提供しています」と、岩本氏はその運用サービスを紹介する。

 

■測定ワークフローの自動化を実現する多機能

 結果をすばやく容易に取得でき、最高のモジュール性で設計されている「Excellence滴定装置シリーズ」には、便利で多機能の「T5」、柔軟で拡張可能なT7、インテリジェントでパワフルなT9と、同じプラットフォームに基づく3つのモデルがラインアップされており、用途に応じて選択が可能で、別の機器への容易なメソッド転送が保証されている。 ワンクリックで滴定をスタートさせることができ、顧客にニーズを満たす革新的な機能を備えている。「InMotion」はビーカーをラックにセットし、標準液、緩衝液、脱イオン水、溶媒などの補助試薬を添加させるほか、サンプルをあらかじめ設定された時間だけ撹拌して溶解、混合する機能をもつ。「InMotion」によって、正確で繰り返し性の高い液体サンプリングと滴定を自動的に行うことができ、300を超えるサンプルの分析にも対応している。自動洗浄機能の「PowerShower洗浄システム」が標準装備され、サンプル測定後のキャリーオーバーの回避が可能になるという。

 シームレスなワークフローの概念を強化する革新的な製品の「SmartChemical」は、試薬などの重要な情報がすべて記録されているRFIDタグで、専用のSmartリーダーをかざすだけで、試薬名、ロット番号、濃度、有効期限などが瞬時に滴定装置に転送される。迅速なスキャンによって、手作業での転記によるあらゆるミスや時間のロスをなくすことができる。さらに、同社の「XPE/XSE Excellence天びん」に搭載されているRFIDオプション「SmartSample」を活用すると、試料計量の完了時にサンプルIDとサンプル重量が滴定ビーカーのRFIDタグに書き込まれる。ビーカーが「InMotion」のRFIDオプションを通過すると、「InMotion」がIDや重量などのすべてのサンプルデータを読み取り、Excellence滴定装置に転送される。

 「LabX」は、同社のすべての機器とその機器が生成するデータを管理する統合型のソフトウェアプラットフォームだ。測定機器制御だけでなく、機器の日常管理からデータ収集/保存、レポート作成、データバックアップ、外部システム(LIMS/ELNなど)との連携など、全データを一元管理し、滴定ワークフロー全体を構築する。天びんを接続すると、手作業のデータ転記が不要となるため、サンプルの完全なトレーサビリティを確保できるという。米国食品医薬品局(FDA)が定めるCFR21 Part11に完全準拠しており、監査証跡、電子承認、ユーザー管理など必要要件を満たしたシステムを完璧に提供する。ユーザー側のデータ管理システム(LIMS/ELNなど)への接続も可能なため、現場では実験ノートへのサンプル重量記録も不要で、転記ミスも防げるほか、サンプルの取り違えも回避できる。もちろん、データインテグリティ対応となっているためグローバルなレギュレーションにも準拠できる。

画像3.jpg画像2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

■ラボの効率化に向けたコンサルとして活用を

 「Excellence滴定装置シリーズは、お客様の分析に適した幅広いアクセサリをモジュールで組み合わせることで、ラボの自動化を実現させ、柔軟性と効率性をもたらすことができます。自動化によって測定手順の簡素化、生産性や実験結果の精度と再現性の向上、規制や規格に関するコンプライアンスサポート、人員の安全性向上、サンプルの改変や汚染防止などが可能になります。リモートでのデータ収集や共有も容易となり、COVID-19への対応などを考慮すると、その重要性は一段と高まりつつあります。そのほかにもご紹介できるアクセサリを数多くご用意していますので、ぜひ、ラボ効率化に向けたコンサルタントとして当社をご活用いただきたいと考えています」(岩本氏)。

 ラボの現場では、手動から自動化への移行が進んでいる。岩本氏が紹介したメトラー・トレドの各製品やサービスを活用することで、ラボ間の一貫性が高まり、いままで以上に大きなな利点を得ることができるだろう。

 

●その他の製品についてはこちらをご覧ください。

 


■お問い合わせ
メトラー・トレド株式会社 ラボインスツルメンツ事業部
〒110‐0008  東京都台東区池之端2‐9‐7  池之端日殖ビル 6F
TEL:03-5815-5515
FAX:03-5815-5525
URL:https://www.mt.com/jp/ja/
お問合せはこちら

 

 

 

 

 

前のページへ戻る

この記事に関連する商材情報

こちらの記事もご覧ください

    TOP