1月26日(水)
第4回 DIA メディカル・コミュニケーションワークショップ

主催者より
 患者さんが最適な治療を得るためには、医薬品のベネフィットとリスクに関する情報が医療関係者や患者さんに伝わり理解される必要があります。製薬企業は電子化された添付文書、医薬品リスク管理計画(RMP)、インタビューフォームやRMP資材を含む適正使用推進資材を作成します。また、規制当局や業界団体からも医薬品の安全性に関する注意喚起情報が発出されます。これらの医薬品情報は、種々の情報媒体を通して医療関係者や患者さんに伝達されます。しかしながら、これらの情報やその伝達方法には、医療関係者や患者さんのニーズとの相違が存在します。患者さんが最適な治療を得るために役立つ情報を提供するには、どうすればいいのでしょうか。

 近年、患者さん中心の医療の促進、コロナ禍でのインターネット等電子媒体を介した情報入手機会の増加、国民への透明性に関する社会的責任の増大等により、医療関係者、規制当局、製薬企業の間のメディカル・コミュニケーションは特に重要さを増しています。これらの環境変化を踏まえ、製薬企業が適切に医薬品情報を発信していくために、情報を利用する側の医療関係者や患者さんとの間で相互に理解することが求められています。

 今回のワークショップでは、医薬品情報の提供における様々な課題について、情報の作成側と使用する側の間で相互に理解を深め、今後のあるべき姿を創造することに皆さんと挑戦したいと考えています。医療関係者や患者さんが必要とする医薬品情報を提供できているのか?医療関係者が必要とする情報と患者さんが必要とする情報に違いはあるのか?作成側と使用側双方における認識のギャップを埋めるために必要な手段は?等の課題に対して、様々な立場の意見を踏まえて解決に迫りたいと思います。事例の共有や、パネルディスカッションも予定しております。本ワークショップを通じて、医薬品情報提供における様々な課題をお互いに認識し、解決策を考える貴重な機会になるものと考えております。多くの方々のご参加をお待ちしています。
  

開催概要
 日時:2022年1月26日(水)13:00 - 18:00
    WEB(Zoom Webinar)開催
 詳細:https://www.diaglobal.org/Tools/Content.aspx?type=eopdf&file=%2fproductfiles%2f9946886%2f22315%2Epdf
  

プログラム
13:00 - 13:05 開会の挨拶
  DIA Japan 西條 一
13:05 - 13:15 イントロダクション
  プログラム委員長/MSD株式会社 津森 桂子
13:15 - 14:05 レクチャー 1
  座長:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 真庭 はるみ
  演者:ファイザー株式会社 山﨑 世紀
医療現場における医薬品情報提供の実際
  慶應義塾大学病院 中田 英夫
14:05 - 14:15 ブレイク
14:15 - 15:05 レクチャー 2
  座長:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 真庭 はるみ
RMP資材作成にあたっての課題と展望
  独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 空閑 亘
Risk Communication Utilizing DX
  中外製薬株式会社 竹本 信也
15:05-15:15 ブレイク
15:15 - 17:55  パネルディスカッション
  モデレーター 日本イーライリリー株式会社 小嶋 祐子
         国立研究開発法人 理化学研究所 安倍 理加
  パネリスト 慶應義塾大学病院 木村 元範 
        名城大学 酒井 隆全
        日本イーライリリー株式会社 赤松 恵子
        独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 空閑 亘
        中外製薬株式会社 竹本 信也
        グラクソ・スミスクライン株式会社 長濵 敬樹
  総括
  慶應義塾大学病院 中田 英夫
17:55-18:00 閉会の言葉
  プログラム副委員長/日本イーライリリー株式会社 小嶋 祐子

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