6月30日(火)
医薬開発におけるAI・デジタル技術シンポジウム
"DIA Cutting Edgeシリーズ"(Web開催(Webinar))
AI・デジタル技術の革新とヘルスケア産業の未来
- 医療情報のコネクティビティと世界調和を考える -

開催趣旨
 デジタル技術の進歩は、様々なイノベーション推進のドライバーとなっています。未曾有の変化を乗り越えるために、多方面においてイノベーション創出が急務となっており、ヘルス ケア産業においても、医療データベースは、これまでのRCTの限界を補完するツールとして、 ヘルスケアの価値や効率化のような新しい側面を見える化することに寄与することが期待 されています。また、未来の医療を具体化していく際に必要不可欠な基盤となるのは、いかに医療データとその他のデータが繋がり・連動・作用し合い、医療と人の健康・生活に意義 のあるアウトカムとサービスを産み出すかという「コネクティビティ」の実現です。そして、繋 がり合ったデータを基に、画像技術や画像データの処理速度の向上や、診断精度の向上を もたらし、膨大な科学論文や文献情報に基づく治療アルゴリズム構築や治療計画の策定が支援されるなど、ヘルスケア産業における更なる進展への期待は益々大きくなっています。

 また、昨今、製薬業界でも創薬から製造販売後まで幅広いエリアで人工知能の利活用が進んできました。一方では、「人工知能が人間の仕事を奪う」などのような脅威論も大きな話題となっています。ヒトには創造性や社会的知性という側面から、テクノロジーとの協働を主 導する役割が期待されています。つまり、テクノロジーは本来、ヒトの能力を高めてくれるツ ールであり、ツールを使う目的が明確であるからこそ、ツール本来の力を発揮できるというものなのです。変化の激しい今、グローバルヘルスの未来を思い描いたときに、医療の価値 や私たちの役割はどのように変わっていくのでしょうか。

 DIA Japanでは、近年の注目トピックをテーマに、”Cutting Edgeシリーズ”と題してイノベー ションを支える最新技術にフォーカスをあてたシンポジウムを企画・実行しています。昨年6月に開催しました「医薬開発におけるAI・デジタル技術の利活用の現状と未来」が大変好評であったこと、またAI・デジタル技術は継続的な議論が不可欠であることから、継続したシン ポジウムとして開催していくことを決定いたしました。産業の成長促進や更なる技術革新を 考えたとき、専門領域に関わらず、継続的なイノベーションの推進の原動力となり課題となるのは、いかにコネクティビティと世界協調を考えるかになります。そのためには、以下の項 目が鍵となります。

① イノベーションのコアとなる技術革新を推し進めていくこと。
② 多様なステークホルダーとの協働によりテクノロジーの応用や新しい適用を模索し、更なる発展を推し進めること。
③ 人の役割やテクノロジーに求めることを整理しつつ、戦略的に課題解決を推進する担い手を育成すること。

 本シンポジウムでは、各専門領域の第一線で活躍するエキスパートを招いて、臨床試験や 市販後安全対策へのAI含めた革新的技術の適応事例、技術革新の世界潮流について、また 生産性向上の視点や法整備、更には人材育成のトピックも含め、幅広いテーマについて産 学官の皆様とディスカッションする場を提供します。皆様のご参加を心からお待ちしています。
 

開催概要
 日程:2020年6月30日(火) 10:00~17:45
 会場:(Web開催(Webinar))
 参加費、参加申込方法:下記詳細ページをご覧ください
 詳細:https://www.diaglobal.org/Tools/Content.aspx?type=eopdf&file=%2fproductfiles%2f9005897%2f20317%2Epdf
   

プログラム
 10:00–10:15 開会の挨拶
   一般社団法人 ディー・アイ・エー・ジャパン 西條 一
   プログラム委員長 / 株式会社インタープロフェッショナル 冠 和宏
 10:15–12:45 セッション1 コネクティビティと世界協調
 座長 ヤンセンファーマ株式会社 森谷 隆
    株式会社Kimamani 田中 圭
  5G時代のビジネス協創 〜さまざまなパートナーさまと創る未来〜
   
株式会社NTTドコモ 久保田 真司
   “つながる”ことの価値
   
アステラス製薬株式会社 金山 基浩
  ライフコースデータの構築に向けた戦い 〜医療分野における、リエンジニアリング〜
   Real World Data株式会社 徳増 裕宣
  実用化可能な医療情報データベースとその先にある未来
   独立行政法人医薬品医療機器総合機構 宇山 佳明
  患者さんとつながる臨床試験 - Conversational A(I 対話型人工知能)とジオフェンシングの可能性
   ヤンセンファーマ株式会社 延山 宗能
  パネルディスカッション
   本セッションの講演者
 12:45–13:45 ランチブレイク
 13:45–15:25 セッション2 AIやデジタル技術によるアプローチの今と未来 (事例紹介)
 
座長 Real World Data株式会社 小澤 郷司
    ヤンセンファーマ株式会社 森谷 隆
  ITを活用した治験の未来と訪問型治験の実践から見えた課題・展望
   日本イーライリリー株式会社 宮崎 由美子
  医療プラットフォームの臨床活用と医療機器・医薬 品開発活用
   
株式会社アルム 坂野 哲平
  AIを用いた新時代の医療システムを活用した治験及び育薬の未来
   
Ubie 株式会社 阿部 吉倫
  医薬品開発における自然言語処理の未来と業務プ ロセスの全体最適化
   
Deep Intelligent Pharma株式会社 山本 晋也
  続・AI医療機器の開発と臨床応用への展望(仮題)
   東京慈恵会医科大学 中田 典生
  総合討論
   本セッションの講演者
 15:25–15:55 コーヒーブレイク
 15:55–17:45 セッション3 本質的な人の役割とやるべきこととは
 
座長 株式会社インタープロフェッショナル 冠 和宏
    東京大学医科学研究所 湯地 晃一郎
  転換期に必要な人の智の融合 〜本当に人がやるべきことは〜
   
株式会社イメージプラン 田口 佳史
  医療の価値と人的資本の果たす役割 〜ヘルスエコ ノミクスの視点から〜
   
慶應義塾大学大学院(Keio Business School) 後藤 励
  パネルディスカッション
   
本セッションの講演者および アステラス製薬株式会社 金山 基浩
                 東京慈恵会医科大学 中田 典生
                 塩野義製薬株式会社 澤田 拓子
                 立行政法人医薬品医療機器総合機構 宇山 佳明
 17:45–17:55 閉会の挨拶
   プログラム委員 / ヤンセンファーマ株式会社 森谷 隆
 情報交換会
   第17回DIA日本年会2020終了後(11月10日(火)18時~20時) に東京ビッグサイトでの開催を検討しています。決定しましたら参加者にご連絡します。
 

 ※講演スケジュールは変更される場合がございます。

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