6月3日(月)
DIA Japan "Cutting Edgeシリーズ"
~医薬開発におけるAI・デジタル技術の利活用の現状と未来~

開催趣旨
 「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」。かのフランスのSF作家ジュールベルヌの言葉です。皆さんはこの先の技術革新すなわちイノベーションにどんな期待を抱いていますか。イノベーションは、医療や工学の世界のみならず、経済や社会学のエリアにおいても重要なテーマとなっています。一口にイノベーションと言っても、その適応範囲や概念は多様性に富み、より科学的なものから、意思決定や社会システムと広範にわたります。

 イノベーションに対する期待は、生産性アウトプットの向上やリソースの削減などにあり、これまでになかった技術の開発にとどまらず、ロボティクスや人工知能のような生産性を更に向上させるテクノロジーやアイデア、IT技術やデジタルテクノロジーの進歩に代表されるような産業間の壁を越えた新しいアイデアの融合を促進する触媒としての役割が注目されています。ヘルスケア産業においても、様々なイノベーションが未曾有の変化のドライバーとなっています。医療データベースは、これまでのRCTの限界を補完するツールとして、ヘルスケアの価値や効率化のような新しい側面を見える化することに寄与することが期待されています。また、画像技術や画像データの処理速度の向上や、診断精度の向上、膨大な科学論文や文献情報に基づく、治療アルゴリズム構築や治療計画の策定支援など、ヘルスケア産業における更なる進展への期待は大きくなっています。

 DIA Japanでは、近年の注目トピックをテーマに、”Cutting Edgeシリーズ”と題してイノベーションを支える最新技術にフォーカスをあてたシンポジウムを企画いたしました。第一回目は、「医薬開発におけるAI・デジタル技術の利活用の現状と未来」をお送りいたします。産業の成長促進や更なる技術革新を考えたとき、エリアに関わらず、継続的なイノベーションの推進の原動力となり課題となるのは、①イノベーションのコアとなる技術革新を推し進めていくこと、②その技術を応用して製品化すること、③更なるプロセスの効率化を考えること、④イノベーションの担い手や応用を推進する担い手を育成することになります。
このエリアの第一線で活躍するエキスパートを招いて、臨床試験や市販後安全対策への適応事例、技術革新の世界潮流について、また生産性向上の視点や法整備、更には人材育成のトピックも含め、幅広いテーマについて産学官の皆様とディスカッションする場を提供します。皆様のご参加を心からお待ちしています。

開催概要
 日時:2019年6月3日(月)10:00~18:00
 会場:KFCホール(両国)
    東京都墨田区横網 1-6-1
    (http://www.tokyo-kfc.co.jp/access/
 主催:DIA Japan
 申し込み・詳細:https://www.diaglobal.org/Tools/Content.aspx?type=eopdf&file=%2fproductfiles%2f7777276%2f19317%2Epdf

プログラム
9:30–10:00 受付

10:00–10:15 開会の挨拶
  一般社団法人 ディー・アイ・エー・ジャパン 植村昭夫

10:15–10:35 基調講演 AIを活用した医療機器のレギュレーション(仮題)
  厚生労働省 中井清人

10:35–12:15 セッション1 加速する医薬品・医療機器開発を支える技術革新
 座長 GEヘルスケア・ジャパン株式会社 梶原大介
    東京大学医科学研究所 湯地晃一郎
AI医療機器の開発と臨床応用への展望
  東京慈恵会医科大学 中田典生
医師なしAI診断ソフトウェアIDx-DRを実現した株式会社トプコンのHealthcare Through The Eye戦略(仮題)
  株式会社トプコン 秋葉正博
演題未定
  GEヘルスケア・ジャパン株式会社 講演者未定
AI内視鏡画像診断支援ソフトウエアEndoBRAINを実現したオリンパス株式会社の技術と戦略(仮題)
  オリンパス株式会社 藤沼賢
演題未定
  所属未定 講演者未定

12:15–13:45 ランチブレイク/展示ブース紹介

13:45–15:45 セッション2 最新技術を用いた生産性の向上
  座長 グラクソスミスクライン株式会社 井上宏高
デジタル医療の開発と臨床開発の効率化~AI、ブロックチェーン、eProの活用~(仮題)
  サスメド株式会社 上野太郎
See the Future: AI Powered Drug R&D
  Deep Intelligent Pharma Japan K.K. 山本晋也
オントロジーベースのセマンティック処理によるAI解析~科学技術用語を理解し、テキスト、文書、データベース情報源を正規化されたデータへ~
  SciBite Limited John Bolger
T-4OO(自動翻訳)を用いた各種翻訳業務の効率化(仮題)
  株式会社ロゼッタ 講演者未定
Robotic Process Automation(RPA)で変わる業務プロセス(臨床系)(仮題)
  ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 横川重吉
Robotic Process Automation(RPA)で変わる業務プロセス(PV)(仮題)
  アステラス製薬株式会社 橋本佳己

15:45–16:15 コーヒーブレイク/展示ブース紹介

16:15–17:45 セッション3 イノベーション時代を生き抜く人材とその育成
  座長 株式会社インタープロフェッショナル 冠和宏
     株式会社Real Discovery Outdoors 小澤郷司
データサイエンティストの育成(仮題)
  神戸大学 鶴田宏樹
アンケート結果に見る製薬企業(国内)における人工知能(AI)の利用の課題-人材を中心に
  千寿製薬株式会社 日本製薬工業協会 データサイエンス部会 鳥本円
パネルディスカッション
 本セッションの講演者および
  大日本住友製薬株式会社 日本製薬工業協会 データサイエンス部会 兼山達也
  サスメド株式会社 上野太郎
  独立行政法人医薬品医療機器総合機構 宇山佳明

18:00–19:30 情報交換会

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