6月4日(火)
レギュラトリーサイエンス エキスパート研修会 専門コース(第244回)
費用対効果評価に製薬企業はいかに対応すべきか

主催者より
 急速に高齢化が進む中で、世界に誇る国民皆保険制度を守りながら、将来の公的医療制度をいかにして維持していくかが大きな課題となっております。とくに、近年の画期的な新薬や新医療機器、再生医療等製品などの急速な開発の進行により、高額な製品の医療の場への導入が現実のものとなってきております。
これらの製品の開発は、疾病に苦しむ患者さんには大きな夢と生存への期待をもたらしておりますが、医療保険財政の面では、何らかの対応が求められる事態となっております。わが国だけではなく、欧米やアジアの各国においても同様の問題に直面しており、それを解決する手段の一つとして、医療技術評価(HTA)が試行錯誤をしながら導入されてきております。
 90年代から薬剤費が増加する中で、1992年に当時の厚生省が、新薬の薬価申請において、医療経済的な評価結果を参考資料として提出する道を開き、2010年には、中医協において、費用対効果分析の導入の必要性について議論され、さらには、2012年には中医協に費用対効果評価専門部会が設置されました。主に中医協の場で検討が進められてきた、新薬の薬価算定時における費用対効果評価の導入が、いよいよ現実のものとなり、製薬企業には適切な対応が強く求められております。
 そこで、厚生労働省や新設されたHTAの研究機関である国立保健医療科学院保健医療経済評価研究センターの方々から現状と今後の見通しなどについてご説明いただき、さらには、製薬企業としていかに対応すべきかについて企業側からもお話いただき、皆様とともに今後の道を探ります。

開催概要
 日時:2019年6月4日(火) 13:00~17:00 (受付開始予定 12:30)
 会場:日本薬学会 長井記念ホール
    東京都渋谷区渋谷2-12-15 地下2階
    (https://www.pharm.or.jp/hall/access.html
 申し込み:https://www.pmrj.jp/kenshu/html/frm030.php
 主催:一般財団法人 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団
 
 ※受講料、単位等、詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

プログラム
 
13:00~13:05 開会挨拶
   寺尾 允男(医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団会長)
 13:05~13:45 新たに導入された費用対効果評価制度について
   田宮 憲一(厚生労働省保険局医療課薬剤管理官)
 13:45~14:25 保健医療分野における経済評価研究の重要性
   福田 敬 (国立保健医療科学院保健医療経済評価研究センターセンター長)
 14:25~15:05 医療経済的視点をいかにして開発段階から導入するのか
   貝瀬 俊彦(グラクソ・スミスクライン株式会社開発本部ヘルスアウトカムズ部部長)
 15:05~15:20 休 憩
 15:20~16:00 薬価制度に導入された費用対効果評価にいかに対応すべきか
   山口 修一(中外製薬株式会社渉外調査部グローバルプライシング&HTAグループ グループマネージャー)
 16:00~17:00 総合討論
   共同司会:奥山 ことば(MSD株式会社メディカルアフェアーズ メディカルリサーチプロジェクトマネジメント メディカルリサーチ第1グループメディカルリサーチコンサルタント)
   東宮 秀夫(医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団研修事業本部長)

 ※講演スケジュール等は変更される場合がございます。      

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