株式会社マイクロ・テクニカ

【プレスリリース】RFIDでサプライチェーンをまたぐ医薬品トレーサビリティを確保するデモシステムを構築

登録日:2022/05/23

更新日:2022/06/06

2022年5月24日 東京(日本) 株式会社マイクロ・テクニカ、朝日印刷株式会社、サトーヘルスケア株式会社、大成化工株式会社、藤森工業株式会社、株式会社UACJ、株式会社UACJ製箔の7社は、「Tag 4 Link™」 の取り組みの一つとして、RFID※1タグを埋め込んだボトルや薬液バッグ、錠剤シートなどを活用することで、医薬品のIDや入出荷の履歴などを、製薬メーカーから卸業者、病院や調剤薬局までサプライチェーンをまたいで、ひと続きでトレース(追跡)できるデモシステムを構築しました。Tag 4 Linkは、RFIDを使った医薬品のサプライチェーン全体の安心・安全や業務効率化のしくみの実現を目的に活動する、2019年に設立されたコンソーシアムです。今回のデモシステムは、サプライチェーンの皆さまがそれぞれの現場で試用することが可能です。
 
医薬品を取り巻くサプライチェーンでは、人手不足の中でも正確な業務を行い、患者に安心・安全な医療を提供するために、医薬品の入出荷の情報を製造の段階から管理できるトレーサビリティの確保や、在庫管理など関連業務の省力化が求められています。今回のデモシステムは、医薬品の製造時に、薬剤を入れるボトルや薬液バッグ、錠剤シートなどにRFIDタグを埋め込み、その入出荷のデータをブロックチェーンで管理することで、医薬品のトレーサビリティや偽造品のチェックを可能にするものです。
 
医薬品の種類、数量、ID、使用期限、入出荷時間、サプライチェーン内でどこに存在するかなどの情報を、製薬メーカーから病院・薬局までの間の各現場で、RFIDを使って読み込み・書き込みし、ひと続きのデータとして管理します。RFIDリーダーを使うため、配送時の外箱を開けなくても、情報の一括読み取り、書き込みができ、入出荷業務を正確化・省力化します。将来的には、錠剤シートの開封検知機能と連携した、患者までを含めたトレーサビリティに拡張することを検討しています。
 
今回のデモシステムについて、2022年5月26日からオンラインで開催される公益社団法人日本薬剤学会の「第37年会」で発表します。
 
Tag 4 Linkでは、RFIDによる「正確・省力・安心」の医薬品サプライチェーンの管理により、社会から求められている効率的かつ質の高い医療サービスに貢献してまいります。

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